民藝

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柳宗悦らが民藝運動を起こしたのは1920年代後半であり、日本で近代デザイン運動が盛り上がろうとする時期と重なる。 民藝とは、民衆的工芸の略で、無名の職人の手になる生活の道具類のことである。 手業によるのか機械によるのかの違いこそあれ、民藝の器物はたしかに工業製品の性格に近いところがある。 芸術作品とは違い、作者が知られないのが常であり、量産され、機能が重視される。

Photos by Keisuke Takayasu