★2005年度 スタッフ
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イギリス文学

       玉井 ワ (たまい あきら)教授 

       服部 典之(はっとり のりゆき)助教授


   
アメリカ文学

       森岡 裕一 (もりおか ゆういち)教授

       片渕 悦久(かたふち のぶひさ)助教授


     外国人教師

       Paul A.S. Harvey(ポールA.S.ハーヴィ)先生

                                      



イギリス文学
  
    Tamai Akira
 玉井 ワ(たまい あきら)教授

  

 Profile:
  1946年生。1969年、大阪大学文学部(英文学専攻)卒業。1971年、大阪大学大学院
  文学研究科修士課程(英文学専攻)修了。文学博士(大阪大学、2000年)。大阪大学
  助手、大阪府立大学助手、和歌山大学助教授、大阪大学文学部助教授を経て、1999
  年1月現職。
  専攻:英文学

 研究紹介:
  イギリス・ヴィクトリア朝文学、特にワイルド、ペイター、ラスキンらに代表される19世紀
  末文学が主要な研究分野である。小説、詩、演劇、批評などの各ジャンルの枠に狭く
  捉われないで、それらのジャンルを横断するかたちで、ヴィクトリア朝からモダニズムの
  時代にかけての文学におけるテクストと言語(意識)の相関関係を探っている。それゆ
  え、こうした世紀末文学の詩学の研究と平行して、ブロンテ姉妹、ハーデイ、ウルフらの
  19・20世紀小説にも興味をもっている。もう一つの関心は現代批評理論。文学テクスト
  を読むとはどういうことなのか、ポスト構造主義の批評を検討しながら考えている。

 メッセージ:
  文学作品を読解することは、それ自体で楽しい営みであるが、そのための専門的学識
  や方法論を習得しトレーニングを積めばいっそう大きな喜びが期待できよう。関心を同
  じくする学生諸君に対して、そうした文学研究のための基礎的諸能力を鍛える場を、演
  習・講義等において提供したいと願っている。現在におけるNew Close−Readingを提
  唱したい。

 主要業績:
  『ディコンストラクション−現代批評のプラクティス』研究社(共著、1997);『批評の現在』
  和泉書院(共著、1999);『トマス・ハーデイと世紀末』英宝社(共著、1999);『病いと身
  体の英米文学−阪大英文学会叢書1』英宝社(共編著、2004)

 概説・一般書:
  J.ヒリス・ミラー『小説と反復−七つのイギリス小説』英宝社(共訳、1991);メリッサ・ノ
  ックス『オスカー・ワイルド』青土社(2001);ジョージ・ヒューズ『ハーンの轍の中で』研究
  社(共訳、2002);『ブロンテ姉妹を学ぶ人のために』世界思想社(共著、2005)


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   Hattori Noriyuki
 服部 典之(はっとり のりゆき)
助教授

  

 Profile:
  1958年生。1981年、大阪大学文学部(英文学専攻)卒業。1983年、大阪大学大学院
  文学研究科修士課程修了。同博士課程中途退学。文学修士(大阪大学、1983年)。
  文学博士(大阪大学、2003年)。和歌山大学教育学部助手、大阪大学言語文化部講
  師、同助教授を経て、2000年10月現職。
  専攻:英文学

 研究紹介:
  イギリス現代小説の最新のものを読み紹介し解釈しています。またイギリス小説=フィク
  ションが生まれた18世紀の文学作品を読むことでフィクションの起源を探る研究をしてい
  ます。ポストモダン、ポストコロニアルと言われる現代に書かれた小説を読むと、近代の
  先駆けになった18世紀と深い関連性が感じられ、両方の時代をあわせて考えることで、
  人間の営為の中でも重要な物語形成のレトリックが明らかになると考えているのです。

 メッセージ:
  小説をあまり読まないという人でも映画やドラマを全く見ない人はいないでしょう。これら
  のメディアを包括するのが、「物語」や「フィクション」という概念です。人類が生まれた時に
  「物語」が同時に始まりました。なぜ私たちは物語を語り読むのか、なぜフィクションを作り
  聞くのか。これを理論的に考えるのは人間を考えることであり、とても大切な学問です。
  学生の皆さんと共に読み語りながら研究を進めていきたいと思っています。

 主要業績:
  W.C.ブース『フィクションの修辞学』(共訳)水声社(1991);『詐術としてのフィクション
  −デフォーとスモレット』(大阪大学博士(文学)学位授与論文(2003));『病いと身体の
  英米文学一阪大英文学会叢書1』英宝社(共編著、2004)

 概説・一般書:
  「インターネットと大学英語教育」(『言語文化研究』第25号、1999);『イギリスを旅する
  35章』明石書店(共著、2000)

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アメリカ文学

  Morioka Yuichi
 森岡 裕一(もりおか ゆういち)教授

  

 Profile:
  1950年生。1979年、大阪大学大学院修士課程修了。文学修士(大阪大学、1979年)。
  大阪大学助手、講師、奈良女子大学助教授、大阪大学文学部助教授を経て、2000年
  4月現職。
  専攻:アメリカ文学

 研究紹介:
  このところT・S・アーサーを中心とした禁酒小説の研究と翻訳に取り組んでいる。あわ
  せてフォークナー、ヘミングウェイを軸にモダニズムの見直しという観点から20世紀初
  頭のアメリカ文学を読んでいる。

 メッセージ:
  テクストのしっかりとした読みができることがまず第一。それから強い問題意識と論理
  的思考能力。さらにはできるだけ多くの関連知識を得ようとする意気込みと実践能力
  が大事だろう。チャレンジするに足る広大な地平を抱くアメリカ文学の世界に一人でも
  多くの学生に参入してもらいたい。

 主要業績:
  『スモールタウン・アメリカ』英宝社(共著、2003)「暗い笑いのモダニズム」『アメリカ文
  学とニューオーリンズ』鷹書房弓プレス(共著、2001);「『風と共に去りぬ』におけるア
  イリッシュ・ドラマ」『文学と女性』英宝社(共著、2000);『酔いどれアメリカ文学』英宝社
  (共著、1999);『シャーウッド・アンダソンの文学』ミネルヴァ書房(共編著、1999);『イ
  メージとしての都市』南雲堂(共著、1996)

 概説・一般書:
  『新世紀アメリカ文学史』英宝社(共編著、2004)『新版アメリカ文学史』ミネルヴァ書
  房(共著,2000);『楽しく読めるアメリカ文学』ミネルヴァ書房(共著、1994);『「ビジネ
  ス・ウイーク」を読む』生産性出版(共編著、1994)

                                     
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  Katafuchi Nobuhisa
 片渕 悦久(かたふち のぶひさ)
助教授

  

 Profile:
  1965年生。1995年、大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学修士(
  大阪大学、1991年)。北陸大学講師、同志社女子大学講師、助教授を経て、2003年4月
  現職。
  専攻:アメリカ文学、20世紀ユダヤ系小説、現代小説

 研究紹介:
  ユダヤ系アメリカ小説、とくにソール・ベローを中心に、エイブラハム・カーハンからポー
  ル・オースターにいたる20世紀の代表的なユダヤ系作家を系譜的に取り上げて研究を
  進めている。とりわけ目下の関心のひとつは、ユダヤ系文学が主流アメリカ文学の中に
  受け入れられていった過程を、テクストの精密な読解の中からたどることである。その
  核心には、ユダヤ系作家がいかにアメリカ作家として認められるかという切実な自己実
  現の問題がある。このように、自己実現・自己探求をキーワードにして、作品論と作家論
  の融合をはかり、そこからユダヤ系アメリカ文学の本質を見極めることが目標である。

 メッセージ:
  私は、「自己探求」を究極のテーマとしてアメリカ文学を読みつづけている。しかし、こう
  したテーマ論の追求が、単なるナイーヴな読解作業ではすまない事態にアメリカ文学
  研究はおかれている。なにしろ、あの9・11の出来事以来、いろいろな意味でアメリカの
  独走にさらに拍車がかかっているようだから。そんな中、グローバリゼーションという名
  の全世界的アメリカ化が進み、ある意味でアメリカ以上にアメリカ的になったとも言わ
  れるわが国において、一人の日本人としてアメリカ文学に接することの意味はいったい
  どこにあるのか。容易には解きがたい問題だが、講義や演習でのテクスト精読を通じ
  て、できればこの間題を学生とともに考えていきたいと思っている。そしてそのことが、
  アメリカ文学を研究するものとしての主体の自己確立につながればよいと願っている。

 主要業績:
  「Henderson the Rain Kingの時代錯誤、あるいは適時性−Saul Bellowと1950年代ア
  メリカ」(『英文学研究』第77巻第2号、2000);『アイデンティティとアメリカ小説−1950
  年代を中心に−』晃洋書房(共編著、2001);『痛いと身体の英米文学−阪大英文学
  会叢書1』英宝社(共著、2004);『越境・周縁・ディアスポラ−三つのアメリカ文学』南
  雲堂フェニックス(共著、2005)

 概説・一般書:
  『アメリカン・スタディーズ入門−自己実現でみるアメリカ』萌書房(共編著、2003);
  『新世紀アメリカ文学史』英宝社(共編著、2004)

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外国人教師

 Paul A.S. Harvey(ポールA.S.ハーヴィ)先生

  

 Profile:
  1961年生。1980年9月、Oriel College,Oxford University入学。1986年6月Oriel
  College,Oxford University卒業退学(MA,MPhil取得)。MA English Language and 
  Literature,MPhil English Studies 1500-1660(Renaissance Poetry and Prose)
  Oxford University。1986年10月、京都大学教養部招聘研究員(1年間)。1988年4月、
  大阪大学言語文化部講師。1990年4月、カナダ商工会議所専務理事(1年間)。1991
  年4月、大阪大学言語文化部講師。1995年4月、大阪大学言語文化部助教授。1999
  年10月、大阪大学文学部・大阪大学大学院文学研究科外国人教師に着任し現在に
  至る。
  専攻:シェイクスピア/イギリスルネッサンス/英文学

 研究紹介:
  I am working on Shakespeare in performance, looking at the way that different
  inflections change the meaning of particular speeches. What is beautiful verse-
  speaking on the Shakespearean stage? By comparing different spoken versions of
  famous speeches, and by studying the text very closely it is possible to learn a great
  deal. The way that the verse is spoken is of vital importance in performance, since it
  can alter the whole way that the audience will relate to a play.

 メッセージ:
  The English Renaissance period was the beginning of the modern period, and all of
  modern English Literature has its roots in this period. This is just as true for American
  Literature as for British Literature.Past authors were steeped in the literature of
  the sixteenth and seventeenth centuries, particularly Shakespeare,Spenser,Sidney
  and Milton. For students who love English Literature, they should read at least one play
  by Shakespeare while they are still at university.

 主要業績:
  “This England: The First Half of the Henriad Performed by the RSC in Stratford-upon-Avon,
  Summer 2000”『大阪大学大学院文学研究科紀要』41 (2001) pp. 17-50;“This England:
  Henry VI Parts 1, 2, 3 and RichardIII, RSC at the Young Vic 2001” 『大阪大学大学院文学
  研究科紀要』42 (2001) pp. 77-108;“Bunraku Hamlet”, Shakespeare Studies (The Shakespeare
  Society of Japan) 39 (2001).;“Kurosawa's Macbeth”Atti XXVII Convegno Aistugia (2003) pp. 191-203.


                                      →詳細な業績はこちらを御覧下さい。

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