2015年夏「隠岐の島町研究調査」を実施しました

2015年8月30日(日)~9月3日(水)の4泊5日の日程で、島根県隠岐郡隠岐の島町において「隠岐の島町研究調査」を実施しました。

この調査は、科学研究費補助金・基盤研究(A)「中山間地域における林業合理化・森林管理・住民生活の為のマネジメント=モデルの構築」(平成26年度~30年度、研究代表者:堤研二)の一環として実施したものです。大阪大学人文地理学教室の教員・院生・学生22名、文化動態論共生文明論コースの院生1名、ならびに河合保生先生(ノートルダム清心女子大学)も参加され、計24名の体制で調査に臨みました。

院生・学生らは、子育て・教育班(1班)、医療・福祉班(2班)、買い物班(3班)、林業班(4班)、中村地域班(5班)に分かれ、関係各所への聞き取り調査や、病院利用者や買い物客などへのアンケート調査、フィールドワークなどを実施しました。また、体験や見学を通じて隠岐の島町の観光・ジオパーク・伝統行事に関する調査も行いました。

以下、写真とともに簡単に振り返ります。

初日:8月30日(日)

8月は伊丹空港と隠岐空港を結ぶジェット便が運行されており、これを利用して現地入りしました。後述する八朔牛突き大会の直前ということもあって、ほぼ満席でした。隠岐空港では、隠岐の島町役場の方々の出迎えを受けました。その後、島北部の中村港へ移動し、シーカヤック体験を行いました。ガイドに従って海上を進み、世界ジオパークの認定を受けている海岸地形の特色などについて説明を受けました。夜の懇親会では、岩海苔のバクダンおにぎりや海の幸などを楽しみました。

隠岐空港に到着。ジェット機の前で集合写真。

隠岐空港に到着。ジェット機の前で集合写真。

シーカヤック体験。いざ出陣! の図。

シーカヤック体験。いざ出陣! の図。

西郷港近くの「りょうば」にて歓迎会。

西郷港近くの「りょうば」にて歓迎会。

岩海苔のバクダンおにぎり。デカうま!

岩海苔のバクダンおにぎり。デカうま!

2日目:8月31日(月)

午前中は、隠岐の島町役場内にある「ふれあいセンター」で全体レクチャーを受けました。午後は各班に分かれ、調査を開始しました。夕食後は宿舎の一室に集合し、全体ミーティングを開きました。

全体レクチャーを受ける学生・院生ら。

全体レクチャーを受ける学生・院生ら。

松田和久町長のご挨拶。

松田和久町長のご挨拶。

隠岐の島町役場福祉課への聞き取り調査。

隠岐の島町役場福祉課への聞き取り調査。

夕食後は全体ミーティングを開き、各班の報告、反省点・注意点の確認、翌日の連絡などを行いました。

夕食後は全体ミーティングを開き、各班の報告、反省点・注意点の確認、翌日の連絡などを行いました。

3日目:9月1日(火)

午前中は昨日に引き続き各班それぞれ調査を進めました。正午に全員集合し、八朔牛突き大会が開催される佐山牛突き場へと移動しました。八朔牛突き大会は、毎年9月1日に行われる壇鏡神社の奉納行事です。あいにくの天候ということもあって例年よりも観客は少なめとのことでしたが、牛や牛突きの男たちにとってそんなことは関係なく、白熱した闘いが繰り広げられました。

八朔牛突き大会の様子。

八朔牛突き大会の様子。

夕方のNHKローカルニュースで学生のコメントが放映されました。

夕方のNHKローカルニュースで学生のコメントが放映されました。

学生のコメント放映その2。「牛たちをねぎらってあげたいです」。

学生のコメント放映その2。「牛たちをねぎらってあげたいです」。

4日目:9月2日(水)

実質的な調査最終日であり、朝から精力的に調査を進めました。夜は、西郷港メガフロートにおいて、役場関係者などお世話になった方々とともに、打ち上げバーベキューを楽しみました。隠岐の島町の方々と学生・院生らが交流する様子からは、昨年の調査以来着実に人と人とのつながりが広がり、有形無形の効果を生み出しているように感じました。

隠岐の島町都万支所(隠岐広域連合)での聞き取り調査。

隠岐の島町都万支所(隠岐広域連合)での聞き取り調査。

デマンドタクシーの停留所。隠岐病院が実質的な交通ターミナルのようになっています。

デマンドタクシーの停留所。隠岐病院が実質的な交通ターミナルのようになっています。

港南小学校跡。現在は岬地区の集会所が建っています。

港南小学校跡。現在は岬地区の集会所が建っています。

地元の物産を販売するあんき市場。その奥に突き出しているのがメガフロート。

地元の物産を販売するあんき市場。その奥に突き出しているのがメガフロート。

メガフロートにて打ち上げ開始。かんぱーい!

メガフロートにて打ち上げ開始。かんぱーい!

メガフロートと、その奥には西郷港に停泊するフェリーしらしま。

メガフロートと、その奥には西郷港に停泊するフェリーしらしま。

成果報告(子育て・教育班)。

成果報告(子育て・教育班)。

成果報告(医療・福祉班)。

成果報告(医療・福祉班)。

成果報告(買い物班)。

成果報告(買い物班)。

成果報告(林業班)。

成果報告(林業班)。

林業班ということで、木のポーズ!(ちがう)

林業班ということで、木のポーズ!(ちがう)

成果報告(中村地域班)。

成果報告(中村地域班)。

河合保生先生からもご報告をいただきました。

河合保生先生からもご報告をいただきました。

藻塩米3きょうだい。

藻塩米3きょうだい。

5日目:9月3日(木)

今回は出雲空港を経由して帰阪することになったため、午前中の便で隠岐の島町をあとにしました(卒論研究や自主研究のために延泊する3名を除く)。出雲空港では約4時間の待ち時間があったため、斐川平野を巡検したり街のほうへ(?)繰り出したりするなど、各自それぞれの時間を過ごしました。

役場のIさんと、卒論調査のため残る4回生の2人。

役場のIさんと、卒論調査のため残る4回生の2人。

プロペラ機に乗って隠岐空港を出発です。

プロペラ機に乗って隠岐空港を出発です。

今回は出雲空港で乗り継ぎ。

今回は出雲空港で乗り継ぎ。

今回の調査に対し、隠岐の島町の皆様方には多大なご協力やあたたかなご支援をいただきました。まことにありがとうございました。(文:波江彰彦、写真:波江彰彦・藤森衣子)