2017年度の隠岐の島町調査を実施しました

2017年8月28日(月)~9月2日(土)にかけての6日間、島根県隠岐郡隠岐の島町にて研究調査を実施しました。教員と学生が参加して大規模な調査を行うのは、2014年度以来4回目です。

今回は、堤研二教授、河合保生先生(ノートルダム清心女子大学)、波江彰彦先生(関西学院大学)、大学院生3名(うち1名はRA)、学部生12名(うち1名は法学部から参加)が参加し、総勢18名で調査に臨みました。

2014年度以来、この隠岐の島町研究調査は科学研究費補助金・基盤研究(A)「中山間地域における林業合理化・森林管理・住民生活の為のマネジメント=モデルの構築」(平成26年度~30年度、研究代表者:堤研二)の一環として実施してきています。今回は、林業班、その他産業班、生活班、教育班の4班体制で調査を行いました。これまでの結果をふまえた応用的な調査である点が今回の特色であり、それぞれがテーマ・課題を設定し、十分な事前調査をしたうえで現地調査に臨みました。なお、今年度は、平成27年度および平成28年度の調査報告を1冊にまとめた報告書を作成し、現地で関係各位宛ての配布を行いました。

また、今年度は、8月29日(火)の午前中に、島根県立隠岐高等学校にて実施された「ジオパーク研究発表会」に参加しました。これは隠岐高等学校の生徒のみなさんが年度を通じて行っている「隠岐ジオパーク研究」の集大成であり、隠岐の島町のまちづくりと地域振興の方策について様々なアイデアを出し合いその効果や実現可能性などについて検討し合うというものです。生徒の皆さんはこの日のために多くの時間を費やして準備をなさいました。教員・学生は生徒の皆さんのご発表を聴き、コメント・質問・評価による研究交流を行いました。また、発表会の終わりには堤教授・河合先生・波江先生が講評を行いました。隠岐高等学校では来年度に初の修学旅行を挙行しますが、その行き先の一つを大阪大学としました。研究交流がさらに活発になることと期待されます。

なお、本年度も9月1日(金)の午後に実施された、佐山牛突き場での八朔牛突き大会に参加しました。約800年の歴史をもち、壇鏡神社の奉納行事として毎年9月1日に実施されているこの牛突き大会は、島の歴史・伝統・信仰・文化・観光を知る上できわめて重要です。このたびも、都万(つま)牛突き保存会の方々、隠岐の島町役場の方々にお世話をしていただき、白熱した試合を存分に観戦することができました。

9月2日(金)の午後までにはメンバー全員が帰阪しました。今回の調査では200名弱の方々からお話を伺ったり、聞き取り調査をさせていただいたりしました。今後、班ごとに報告原稿を執筆し、取りまとめて1冊の調査報告書として完成させる予定です。今回の調査でも、隠岐の島町役場の方々には準備段階から全面的にサポートしていただきました。また、町内の多くの方々から多大なるご協力とあたたかいご支援をいただきました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

隠岐高校体育館での発表の様子

夜間のミーティング風景

聞き取り調査の間の待ち時間。何の植物だろう?

八朔牛突き大会横綱戦。短いながらも白熱しました。

お世話になった皆さまとの立食会にて。様々なお話をすることができました。