Last Update: 2008/5/13

前助手の今里悟之氏が日本地理学会奨励賞を受賞

前助手の今里悟之氏(大阪教育大学)が日本地理学会奨励賞を受賞し、2005年度春季学術大会で表彰されました。受賞の対象となったのは、『地理学評論』77巻7号(2004)に掲載された論文「景観テクスト論をめぐる英語圏の論争と今後の課題」です。

授賞式の写真

授賞式の様子です。

卒論・修論発表会開催

2005年2月5日(土)に、2004年度卒業論文・修士論文発表会が開催されました。今年度は、卒論生が4名、修論生が1名の計5名が発表に臨みました。そして、発表後は、歓送会が開かれました。当日は、歴代の卒業生など、多くの方にご参加いただきました。発表題目や当日の写真を2004年度卒論・修論発表会のページに掲載しましたのでご覧ください。

小林教授が人文地理学会学会賞を受賞

小林 茂教授が第4回人文地理学会学会賞を受賞し、2004年11月13日、人文地理学会大会(於 佛教大学)の総会において表彰されました。受賞の対象となったのは、2003年6月に刊行された単著、『農耕・景観・災害―琉球列島の環境史―』(第一書房)です。

小林教授、受賞の挨拶

受賞の挨拶をする小林教授です。

卒論・修論中間発表会開催

2004年10月30日(土)、2004年度卒論・修論中間発表会が開催されました。本年度は、4回生の4名と博士前期課程2年の1名が発表に臨み、卒論生は20分(発表15分、質疑応答5分)、修論生は40分(発表30分、質疑応答10分)の持ち時間で、PowerPointを用いながら現在までの研究成果を報告しました。

大阪大学総合学術博物館第3回企画展に出展

2004年9月17(金)~23日(木・祝)の7日間、大阪大学中之島センターで大阪大学総合学術博物館の第3回企画展「疑問があなたを変えるんです―常識と非常識―」が催されました。当教室を含め、全学から19の展示が出展されました。当教室からは、「旧日本軍によるアジア太平洋地域の地図作製と空中写真」と題した展示を行い(要旨を以下に示します)、また、各種空中写真の立体視の体験もしていただきました。会期中は多くの方に展示をご覧いただき、ありがとうございました。

「旧日本軍によるアジア太平洋地域の地図作製と空中写真」

アジア太平洋地域について、旧日本軍が第2次世界大戦の終結まで作製した地図は、「外邦図」とよばれ、内外の研究機関や図書館に所蔵されています。これらは、半世紀以上も前のこの地域の姿を示す資料として注目されていますが、なかでも空中写真によってつくられた図は価値が高く、文学研究科人文地理学教室では積極的に収集してきました。これらを展示するとともに、共同研究によりアメリカ議会図書館で発見された日本軍撮影と考えられる空中写真を、今日の衛星写真と比較して、今後の活用法を考えます。

展示の様子

展示の様子です。

大阪大学総合学術博物館展示室に当教室作成の展示

大阪大学総合学術博物館の展示室が改装され、4月29日(木・祝)・30日(金)に記念展が行われました。この展示室には、当教室が作成に携わった展示があります。1点目は、近世・近代の絵図・地図にみられる待兼山を集めたビジュアルブックです。2点目は、「待兼山の自然と景観」と題したパネルで、当教室が半分を担当しています。両展示とも、入り口を入ってすぐ左手にあります。展示室にはほかにも、マチカネワニの化石や待兼山遺跡から発掘された土器などが展示されています。

記念展の様子

展示室改装記念展の様子です。

ビジュアルブックの写真

ビジュアルブック。ぜひめくってみてください。

パネルの写真

中央下半分と右側のパネルが当教室作成によるものです。

『外邦図研究ニューズレター No.2』が発刊

『外邦図研究ニューズレター No.2』が、2004年4月に発刊されました。これは、小林教授を代表者として進めている、科学研究費基盤研究A「『外邦図』の基礎的研究:その集成および地域環境資料としての評価をめざして」の研究成果中間報告書です。総80ページ+vと、昨年発刊した『No.1』より大幅に増頁された仕上がりとなっています。

ニューズレターの表紙

左が昨年発刊のNo.1、右が今年発刊のNo.2。

創設10年目

2004年度が始まりました。2回生の2名が当専修に進学してきました。また、大学院博士後期課程に2名、博士前期課程に2名の計4名が入学してきました。こうした新入生を加え、今年度の当教室の体制は、教員・スタッフ3名、大学院博士後期課程4名、博士前期課程3名、学部生9名の計19名となります。当教室は今年度、ついに創設10年目を迎えました。