Last Update: 2007/3/30

渡辺理絵さんが日本国際地図学会論文奨励賞を受賞

2006年9月に学位(課程博士)を取得した渡辺理絵さん(茨城大学非常勤講師)が、日本国際地図学会の第1回論文奨励賞を受賞しました。受賞の対象となった論文は、「日本-中国間の地図作製技術の移転に関連する資料について」(『地図』42巻3号、15-30頁に掲載。小林茂教授と共著)です。2007年2月24日(土)、財団法人日本地図センター研修室において開かれた日本国際地図学会の平成19年度総会の場で表彰が行われました。授賞式の様子が日本国際地図学会のウェブサイトに掲載されています。

受賞の挨拶をする渡辺理絵さん

受賞の挨拶をする渡辺理絵さん。左は日本国際地図学会会長の中村和郎先生。

卒業式

2007年3月23日(金)、卒業式が行われました。当教室からは、学部生3名が卒業を迎えました。また、吉井絵里加さんは文学部賞を受賞しました。おめでとうございます。そして、皆さんのこれからのご活躍をお祈りいたします。

卒業生の3人

卒業生。おめでとう!

前助手の鳴海邦匡氏が研究書を刊行

鳴海邦匡氏の著書表紙

2005年3月まで当教室の助手を務められた鳴海邦匡氏(大阪大学総合学術博物館)が研究書を刊行しました。この著書は、鳴海氏が九州大学に提出した博士論文をもとにしたものです。詳しい書誌情報は以下をご覧下さい。

書誌情報

鳴海邦匡『近世日本の地図と測量―村と「廻り検地」―』九州大学出版会、2007年2月7日初版発行、193頁+ⅸ+口絵4頁。(ISBN:978-4-87378-932-3)

  • はしがき
  • 序章 近世日本の地図と測量をめぐる研究の課題
  • 第1章 農村社会における地図と「廻り検地」―地方書と和算書の検討から―
  • 第2章 山論絵図の成立と展開
  • 第3章 山論絵図と「廻り検地」
  • 第4章 村における「廻り検地」の実践
  • 第5章 幕府権力による村の「廻り検地」―京都代官による「御小物成場絵図」を事例に―
  • 第6章 コンパスからみる近世日本の地図史
  • 終章 まとめと課題
  • 英文要約
  • あとがき
  • 索引

卒業論文発表会

2007年2月3日(土)に、2006年度卒業論文発表会が行われました。4回生の3名が卒業論文の研究成果を発表しました。当日は、歴代の卒業生など多くの方に来ていただき、活発な質疑応答が行われました。発表会の後、卒論生の歓送会とOUSSEP留学生であるエレン・グエンさんの歓迎会が開かれました。発表題目や当日の写真を2006年度卒業論文発表会のページに掲載しましたのでご覧ください。

卒業論文中間発表会

2006年10月21日(土)に、2006年度卒業論文中間発表会が行われました。4回生の3名が、近代の都市計画、中山間地域の農業、少子化という三者三様のテーマで、現在までの研究成果を発表しました。発表者は、20分間の持ち時間でパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行い、その後フロアとのあいだで活発な質疑応答が交わされました。

学位論文公開審査

2006年7月27日(木)に、2006年6月期に提出された課程博士論文の公開審査が行われました。学位論文の提出者は渡辺理絵氏(2006年3月博士後期課程修了)で、審査対象となった論文は「近世城下町における武家の屋敷管理と住民把握 ―米沢藩を機軸として―」です。主査を小林 茂教授が、副査を村田路人教授(日本史学)と堤 研二助教授が担当しました。趣旨説明の後、渡辺氏の発表があり、その後主査・副査とフロアからの質疑が行われました。

学位論文公開審査の様子

学位論文公開審査の様子

『外邦図ニューズレター No.4』が刊行

『外邦図研究ニューズレター No.4』が刊行されました。今号は、A4判・109ページ+ⅲからなり、2005年度に行われた研究会の報告に加えて、古屋俊助氏寄贈『兵要地誌』類書所収の地図に関する目録、『舊韓末韓半島地形圖』解説の翻訳なども収録されています。なお、外邦図研究プロジェクトにおいて、ニューズレターの全文をPDFファイルで公開しています。

訃報 海野一隆先生

大阪大学名誉教授・海野一隆先生(専門:地図学史)は、2006年5月4日(木)6時38分に永眠されました。謹んで哀悼の意を表します。

堤助教授の研究成果が刊行

2006年3月に、堤 研二助教授の研究成果「高島炭鉱閉山に伴う人口流出の分析」が『大阪大学大学院文学研究科紀要 モノグラフ編 第46巻』として刊行されました。

2006年度がはじまりました。

今年度は、新任の助手代理をはじめ、大学院生3名、2回生3名、学部研究生2名、科目等履修生1名、計10名の新たなメンバーを迎えました。新たなメンバーを加えた計22名の体制で、当教室は11年目に臨みます。