大阪大学比較文学会発行

「阪大比較文学」第5号

(2008年3月25日発行)

 

大廣 典子 「正岡子規、写生論再考ー絵画・絵図・地図・図解」

朴 銀姫「尹東柱再考ー満州時代の詩を中心に」

鈴木 暁世「芥川龍之介『弘法大師御利生記』における『放浪者』ーJ.M.シング『聖者の泉』の影響について」

藤田 瑞穂「ニコルソン・ベイカー作品における記憶と思考ー『中二階』『室温』を中心に」

中野 久美子「崇高と美の《わだつみのいろこの宮》ー青木繁と夏目漱石」

朴 利鎮「安部公房の『人魚伝』ー人魚のシュールレアリスム的な姿とメタファー」

張 杭萍「夏目漱石『吾輩は猫である』と銭鍾書『囲城』ーそのユーモアを中心として」

張 懐文「<男役>を中心に見た宝塚と歌仔戯(グアーヒ)ー<風と共に去りぬ>と<蛇郎君>とを手がかりに

 

「阪大比較文学」第4号

内藤 高「『あめりか物語』と『ふらんす物語』の中の音」

ドゥアンテム・クリサダーターノン「大江健三郎の作品における女性像ー『個人的な体験』をめぐってー」

久田原 泰子「ユルスナールと『源氏物語』」

寺内 伸介「漱石と活動写真」

大廣 典子「俳句革新と日本美術ー始原としての滅亡論」

江口 恵「円地文子とジイドー『散文恋愛』と『贋金つくり』の比較を中心にー」

中野 久美子「神話としての《海の幸》ー青木繁と蒲原有明」

 

「阪大比較文学」第3号

李 寧 「東洋人が描いたロンドンの霧ー老舎の『二馬』、漱石の<霧>を中心にー」

梅津 彰人「安部公房『カンガルー・ノート』をめぐって」

田辺 裕視「『三四郎』、『それから』、『門』に聴かれる音と声」

出口 馨「北原白秋『東京景物詩及其他』におけるモダン都市描写ー『温室』の自由詩群との関わりをめぐってー」

平松 秀樹「チャート・コープチッティ『裁き』ー出家と実存のはざまでー」

王 海航「身体とコミュニケーションー『死者の奢り』の読み直し」

江口 恵「円地文子『冬紅葉』における老い」

鈴木 暁世「芥川龍之介『母』の<透ける耳>描写における漱石の影響ー中国特派員体験と聴覚ー」

藤田 瑞穂「ポール・オースター『幽霊たち』論ージョン・ケスラー展『幽霊たち』との比較を通してー」

 

「阪大比較文学」第2号

久田原 泰子「ユルスナールの『沼地での対話』と能の関わりについてー『江口』から三島由紀夫の『班女』までー」

荘中 孝之「Kazuo Ishiguroと川端康成ー遠い記憶の中の日本」

出口 馨「西條八十詩集『砂金』とメーテルランク」

梅津 彰人「リルケと安部公房」

大廣 典子「大正十年代における寺田寅彦の連句観についての考察」

平松 秀樹「セーニー・サオワポン『ワンラヤーの愛』ータイ文学における新しい女性像ー」

崔 殷景「戯曲『サド侯爵夫人』と『わが友ヒットラー』の比較ールネとサド、レームとヒットラーの関係を中心にー」

寺内 伸介「谷崎潤一郎の映画論ー映画・女・国民」

 

「阪大比較文学」創刊号

内藤 高「<共鳴>の持つ意味ーラフカディオ・ハーンと日本の音」

中 直一「ケンペル研究の現段階」

金 華榮「近代日韓におけるセクシュアリティの問題ー羅薫錫と与謝野晶子との比較を中心に」

寺内 伸介「徳田秋聲と映画」

朴 銀姫「抗戦と友好の平行線ー楊沫と日本ー」

梅津 彰人「安部公房とカフカー『密会』と『城』の対比を中心にー」

大廣 典子「福原信三の<モダン>ー瞬間をめぐる写真と俳句ー」

田辺 裕視「耳の人 太宰治」

崔 殷景「三島由紀夫『豊穣の海』論ー各巻における<年上の女>を中心に」

出口 馨「北原白秋におけるメーテルランク受容ー『思ひ出』と『温室』を中心としてー」

中岡 悦子「広津和郎『女給』考ーモーパッサン『女の一生』との関連をめぐってー」

平松 秀樹「タイ現代文学者と社会意識ーセーニー・サオワポン『妖魔(ピーサート)』を例としてー」

 

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