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天野恭子さんの部屋

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祝!男の子二人目誕生!
いずれ写真を。。。



ヴェーダ学ワークショップに参加したのよん
第3回国際ヴェーダ学ワークショップにて

天野恭子(旧姓 坂本): Dr. des. (印欧語比較言語学)

1972年3月30日、京都府京都市に生れる

1990年3月 同志社高等学校卒業

1990年4月−1992年3月 大阪大学教養部

1992年4月−1994年3月 大阪大学文学部インド哲学

1994年4月−1996年3月 大阪大学大学院文学研究科哲学哲学史(インド哲学)修士課程

19964月−19973 同大学大学院 博士課程
1997年4月−2000年3月まで休学、後退学)

1997年10月−2001年9月 DAAD(ドイツ学術交流会)の奨学生として、ドイツ、フライブルクのAlbert-Ludwigs-Universitaet Freiburgに留学。印欧語比較言語学のEva Tichy教授に師事。

副専攻:インド学、一般言語学

2001214  博士学位請求論文提出(業績表6
2001625  博士学位口頭試験(印欧語比較言語学、専門試験)合格

2001年10月1日より  大阪大学大学院文学研究科 インド学・仏教学研究室助手


業績

1. 卒業論文「Brhad-Aranyaka-Upanisad 第IV巻の研究 --- Yajnavalkyaのatman論と輪廻観 ---」1994年1月大阪大学文学部

2. 修士論文「Maitrayani Samhita I 8 (Agnihotra章)の研究」1996年1月大阪大学大学院文学研究科

3. 学会発表「Maitrayani Samhita Agnihotra章の研究から --- anv-ava-sa, api-dha, avaksana-の語について」第45回日本印度学仏教学会学術大会 1996年9月5日(於大正大学)

4. 論文「Agnihotra章のPrayascittiに見られる用語について」印度学仏教学研究第45巻1号 (1996), 31-36.

5. 論文「Agnihotra祭におけるPrayascittiについて --- Garhapatya祭火が消える場 ---」待兼山論叢30号哲学篇 (1996), 27-38.

6. 博士学位請求論文 "Die Maitrayani-Samhita I-II. Ubersetzung der ritualerklaerenden Prosa mit Kommentar ueber die Lexik und Syntax der aelteren vedischen Prosa" (Maitrayani Samhita I-II巻。翻訳及び古ヴェーダ散文における語彙とシンタクスに関する注釈) 2001年2月フライブルク大学

7. 学会発表「マイトラーヤニー・サンヒターにおける代名詞e.s;a-/et;a-の使用法」2001年度インド思想史学会学術大会 2001年12月15日(於京都大学)

8. 論文「マイトラーヤニー・サンヒターにおける指示代名詞の使用法」(印刷中)


専門分野

ドイツでの専攻は、主専攻 印欧語比較言語学、副専攻 インド学、一般言語学。研究分野は、古ヴェーダ散文とその言語(ヴェーダ語とは、インドの古い言語、いわゆるサンスクリット語の中の最古層の言語を特にそう呼ぶ)。現在は、最古のヴェーダ散文である、Maitrayani Samhita(およそB.C.900年)の研究を手がけている。また、ドイツで学んだ印欧語諸言語の中でも特に力を入れて学んだ、アヴェスタ語、古代ペルシャ語、ヒッタイト語については、今後時間と機会があればさらに深めて研究したい。さらに、一般言語学の成果が個別の言語の言語学に生かされる接点を見つけ、各言語の理解に資する発表をしたい。文献学においても、ある原典の言語を(それとはシステムの異なる)他の言語に置き換える作業(翻訳)がその学問の基礎をなすのであるから、それぞれの言語(日本語をも)のシステムを理解することが必要である。日本語(あるいは他の現代語)での翻訳が難しいと思われる部分でも、「ニュアンス」を駆使して片づけるのではなく、その難しさが原典の言語と翻訳の言語のどの部分のどのような違いによって起こるのかを分析し、その上で翻訳の可能性を探れば、原典の言語を正確に反映した訳を作ることができるであろう。


印欧語比較言語学とは

ヨーロッパの多くの言語とインドの言語はその起源を一にするが、それらの言語を比較することによって、そのもとにあった言語(印欧祖語)を再建すること、祖語の言語システムを理解すること、を目指す。印欧祖語から各印欧語(ギリシャ語、ラテン語、ゲルマン語、スラヴ語、等々)への発展の過程を探ること、また、祖語再建や発展過程の解明の材料としてそれらの各言語自体の研究をすることも、この学問の重要な一側面である。サンスクリット語、特にヴェーダ語は、その古さと資料の豊富さ故に、印欧祖語の再建と理解に大きな役割を果たしてきた。


一般言語学とは

ある一つの言語を扱う、例えばサンスクリット語の言語学や、印欧諸語を扱う印欧語比較言語学と違い、言語一般についての理論を組み立て、あるいはそのような理論をもとにして個別の言語を考察する。その成果は例えば、言語のシステムを理解する上での重要な概念を多く生み出してきた。近年ドイツの大学では印欧語比較言語学と一般言語学が統合される傾向にあり、印欧語比較言語学が一般言語学の理論や概念を取り入れて新しい側面を開きつつある。


現在の研究

古代インドの祭式文献群であるヴェーダ文献(B.C. 1200−)のうち、最古のまとまった祭式説明・解釈の記述を含むマイトラーヤニー・サンヒター(およそB.C. 900)が研究対象である。この文献はその古さ故に、言語学的にも思想史・祭式学的にも非常に重要であるが、この重要さにもかかわらず、それ自体を対象とした研究が現在までになされておらず、その語彙や語形には未解決のまま留まっているものも少なくない。このことが、この文献の現代語による全訳を現在まで妨げ続けている。このような文献を翻訳するためには、未解決の語を言語学的に分析し、またヴェーダ文献におけるその用例を一つ一つ考察して正確な意味を理解する、という作業を繰り返さねばならない。また文構造に関しても同様の過程を経て正しい理解にたどり着かねばならない。私はこのような方法で同文献の言語を分析し全訳(ドイツ語訳)を試みている。この文献の言語学的に精密な翻訳は、現在のヴェーダ学に残された最も大きな課題のうちの一つであると認識されており、その成果は言語研究及び思想・祭式研究の両方面に寄与できるものと考えている。

この目的のもと、同文献の全体の半分はすでに研究し、2001年にドイツ、フライブルク大学において博士学位論文として提出した("Die Maitraayaanii Sa.mhitaa I-II. Uebersetzung der ritualerklaerenden Prosa mit Kommentar ueber die Lexik und Syntax der aelteren vedischen Prosa"「マイトラーヤニー・サンヒター I-II巻。翻訳及び古ヴェーダ散文における語彙と統語論に関する注釈」)。この成果を国内外の研究者との議論を経て完成度を高めて出版することが現在の課題である。また、この翻訳作業の過程で考察したSyntax、語彙あるいは祭式についての重要なトピックスについては、順次雑誌論文として発表していきたい。


学生のみなさんへ

大きな目標を持って、開かれた心で学んでください。


最近興味のあること

写真撮影(カメラ買ったばかりでまだ素人です。これから勉強したいです)

観葉植物栽培(現在家にあるのは: クッカバラ、パキラ1号、2号、テーブルヤシ、ガジュマル、 バンブー、ポトスライム、シュロチク1から4号)

煮豚を作ること(誰かコツを教えてください)


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