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日本語学

日本語学専修は、現代日本語学、社会言語学、対照言語学、応用日本語学の4つの領域の教育・研究を行っています。現代日本語学では、日本語を数ある言語の一つとして客観的に捉え、話し言葉や書き言葉の実例を広範かつ大量に調査することによって、文法・語彙・音韻・表記等の体系を明らかにすることを目的としています。社会言語学では、地域差(方言)・年齢差や場面による言葉の違いなど、現代社会に存在する日本語の多様性と、それがもたらす言語学的・社会的な問題を把握し、分析します。対照言語学では、日本語の諸側面を他言語と比較する作業を通して、日本語の特徴を把握することを目指します。応用日本語学では、第一言語および第二言語としての日本語の教育・学習・習得という営みを、心理的・社会的要因に焦点を当てつつ記述することを試みています。

教員紹介

教授 青木直子 教授 石井正彦 教授 田野村忠温 教授 渋谷勝己

教授 Matthew Burdelski 准教授 高木千恵准教授 三宅知宏

教授 青木直子

あおき なおこ
応用言語学/第二言語教育学
第二言語の学習者オートノミー、ナラティブ型の教師教育、在日外国人への日本語学習支援。
p_aoki
メッセージ
 私の専門は一にも二にも第二言語教育です。ふだん関わっているのは、日本国内における第二言語としての日本語に関することです。日本の社会で「外国人」として生きることはかなりつらいことのようです。私は、日本語を学ぶ人たちに人間として敬意を持って接することのできる人、彼らの立場に立ってモノを見られる人、彼らの住む世界について学ぼうという謙虚な態度を持った人がもっと増えたらいいなと思います。私の授業のいちばん大きい目的はそれです。

2017年 8月更新

教授 石井正彦

いしい まさひこ
現代日本語学/計量言語学/コーパス言語学
基本語彙とその成立の研究、メディアの言語・言説の批判的研究、探索的データ解析による日本語研究など。
p_ishii
メッセージ
 しばらく前から「ことばがどのように使われ、また、その背後にどのようなものの見方があるのかを、ありふれた言語使用の中から発見する」ということに関心があります。例えば、新聞で「沖縄の人々」「アジアの人々」はあっても「東京の人々」「先進国の人々」という言い方がほとんどないのはなぜか。こうした事実を発見し、その上で、その背後にある我々自身のものの見方に気づくことで、日本社会を批判的に観る力を身につけていくことができたらと考えています。

2017年 8月更新

教授 田野村忠温

たのむら ただはる
言語学/日本語学
主に日本語の文法・意味・音韻などの諸現象の分析。                  
メッセージ
 言語は我々の関心をそそる疑問の宝庫です。言語はいつどうやって生まれたのか? 人間は言語を使わずに思考できるのか? 話す言語が違えば思考も異なるのか? ことばの意味とは何なのか? 日本語にはどんな特徴があるのか?……と、挙げていけばきりがありません。
 ことばや日本語の問題に関心がある人にとって、日本語学は興味の尽きない学問分野です。若い皆さんのフレッシュな感覚と着想で日本語の研究に新たな1ページを付け加えていただけることを期待しています。

2017年 8月更新

教授 渋谷勝己

しぶや かつみ
日本語学
日本語の変種の記述的研究、日本語の動態研究。                
p_shibuya

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メッセージ
 ことばの使用者は、身につけたことばをフルに活用して会話に参加していますが、同時にそのことばを作り替えていくということも行っているようです。このような作り替えが何世代にもわたって積み重ねられると、古典語と現代語の間にあるような大きな違いとなって現れてきます。話し手がもっていることばとはどのようなものか、それはどのように作り替えられていくのか、言語習得や言語接触、言語使用といった観点から、いっしょに考えてみませんか。

2017年 8月更新

教授 Matthew Burdelski

マシュー・バーデルスキー
語用論/会話分析/言語社会化
第1・第2言語習得、言語社会化のストラテギー、制度的会話。(教室、博物館など)       

教員個人HPへ

メッセージ
 日本語をより深く理解するために、言語と文化の相互関係も理解する必要があると思われます。「文化」というのは会話的相互作用で生み出される発話行為及び「言語的資源」などという「社会的実践」であると考えられます。授業では、日本語話者がどのように言語的資源及び社会的実践を習得・使用するのか、またどのようにアイデンティティを作り上げるのか、という問いを様々な場面における会話のデータの分析を通して一緒に考察していきます。

2017年 8月更新

准教授 高木千恵

たかぎ ちえ
社会言語学/方言学
標準語との接触による地域社会のことばの変化、移住に伴うことばの変化、地域方言の記録と記述
p_takagi2017
メッセージ
 日本語の多様性とその変容に興味を持っています。一口に「日本語」と言っても、そこには地域差があり、性差があり、世代差があります。また日常語の中には古いことばと新しいことばのせめぎあいがみられます。日常生活の中で感じることばへの疑問や関心が研究へとつながっていくのが社会言語学という学問分野です。ことばと社会の関わり、ことばの運用やことばの変化について深く考えてみたいと思っている方はどうぞ日本語学研究室を訪ねてください。

2017年 8月更新

准教授 三宅知宏

みやけ ともひろ
日本語学/言語学
普遍的な一般言語研究を視野に入れた,個別言語としての日本語の研究。
メッセージ
 例えば「太郎が部屋( )出た」、「煙が煙突( )出た」という二つの文の( )内に適切な助詞を入れる場合、前者は“から”“を”のどちらでもよいのに対し、後者は“を”が不可で、“から”のみ可能であることを、日本語を母語とする人であれば「知っている」はずです。しかしそれをすぐに説明できるでしょうか。「知らない」ことを「知る」ようになるのではなく、「無意識に知っている」ことを「意識的に知る」ようになるという学問分野の面白さを紹介したいと思っています。

2017年 8月更新

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