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音楽学・演劇学

この専修では、音楽、演劇、芸能などのいわゆる表演芸術(パフォーミング・アーツ)の研究が行われています。

音楽学の分野では、世界諸地域の芸術音楽、伝統音楽、大衆音楽などの幅広い領域にわたって、音現象そのものの研究にとどまらず、それぞれの背景にある文化や思想の研究も含む幅広い研究が展開されています。

演劇学の分野では、日本の古典演劇から西洋の現代演劇までの、狭い意味での演劇ばかりでなく、世界各国の映画、オペラ、ミュージカル、バレエ、ダンス、そして芸能を含む幅広い対象を扱っており、それらの実証的かつ理論的な考察を通して、その芸術の美的特質や芸術史的、民族的特徴を理解し、さらにパフォーマンスの原理や本質を解明する試みがなされています。

これらの領域を対象として扱っている大学の文学部は他にほとんどなく、本専修はこれらを人文科学の一環として研究することのできる数少ない場所となっています。

教員紹介

教授 永田靖 教授 伊東信宏 准教授 輪島裕介 准教授 中尾薫  准教授 古後奈緒子

教授 永田靖

ながた やすし
演劇学/20世紀演劇史
ロシア・アヴァンギャルド演劇の研究、日本を含む現代アジア演劇のインターカルチュラリズムの研究。
メッセージ
 世界中にはさまざまな演劇があり、実に多様な姿を見せています。一見何も共通点がないように見えますが、実は劇の作り方、演じ方や観客の楽しみ方まで、かなり約束事に則っていたり、互いに関係し合っていたりします。演劇研究の醍醐味は、このような多様な演劇の現象を大づかみで理解しながら、それぞれの作品に固有の価値や影響関係を見いだして行くことにあります。そのための基礎になるのは、何と行っても、繰り返し劇場に行って多くの作品を見ることです。

2017年 8月更新

教授 伊東信宏

いとう のぶひろ
音楽学/西洋音楽史/東欧の民俗音楽研究
東欧、中欧地域の音楽史、民俗音楽研究。ハイドン、バルトーク、オペレッタ、バルカンのポップフォーク。
p_ito
メッセージ
 「音楽」は、現代の日本では、あってもなくても良い「お飾り」、趣味的な「気晴らし」、主要教科ではない「息抜き」としか考えられていません。けれど、本来それが響いていたのは、異界とコミュニケートする「儀礼」の場であったり、自分から解き放たれる「法悦」の場であったりしたはずで、だから「音楽」は生きることそのものと同じくらい深い体験であった、と私は考えています。音楽学の研究を通して、そんなことを伝えたい、と思っています。

2017年 8月更新

准教授 輪島裕介

わじま ゆうすけ
ポピュラー音楽研究/民族音楽学
近代日本大衆音楽史。非西洋地域における音楽の近代化/西洋化に関する批判的研究。
p_wajima
メッセージ
 世界中どこでもビートルズやMJやニルヴァーナが聞こえてきます。また、アジアでもアフリカでも南米でも、レゲエやヒップホップやハウスの影響を受けたローカルなダンス音楽が続々あらわれています。一方、「ヒップホップはゲットー黒人の魂」「演歌は日本人の心」といったように、音楽と特定の人々の特権的で排他的な結合もしばしば主張されます。ある音楽が文化的/地理的な境界をつくったり壊したり超えたりするさまざまな仕方について、あれこれ考えています。

2017年 8月更新

准教授 中尾薫

なかお かおる
演劇学/芸能史
伝統演劇研究、能楽研究                             
p_nakao
メッセージ
 能の研究をしています。能は、長い歴史を生き残っただけあって、それぞれの時代の生活様式や思想、社会の潮流などを反映して、柔軟に変化している部分があり、それが見えてくるのが、ひとつは楽しみに感じています。ここ数年変化の大きかった明治・大正期に目がいっていましたが、今年こそは、もともと専門にしていた江戸時代に戻りたいです。演劇研究は、テキスト分析から、演出、舞台美術、舞踊、音楽、歴史、政治など、さまざまな視点と絡みあって面白いです。

2017年 8月更新

准教授 古後奈緒子

こご なおこ
舞踊史/舞踊理論
ドイツ文化圏の舞台舞踊の近代化舞踊と共同体意識の関係                                     
p_kogo2017
メッセージ
  維新派、態変、宝塚歌劇、能勢淨るり、文楽、吉本新喜劇...世代をまたぐ再生を支える観客層と教育の場を維持するローカルなパフォーミング・アーツが隣接している地域は、世界広しといえどそうありません。これらにアクセスの容易な本学は、グローバルに増加中のフェスティバルや既存の
ネットワークを再編しながら移動する、新しい舞台芸術を観察するにも恰好の足場ですね。というわけで劇場へ GO!

2017年 8月更新

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