桑木野 幸司准教授が第41回 サントリー学芸賞
〔芸術・文学部門〕
を受賞しました。
(
サントリー文化財団HP
、
選評
)
〔芸術・文学部門〕
桑木野 幸司(くわきの こうじ)(大阪大学大学院文学研究科准教授)
『ルネサンス庭園の精神史 ―― 権力と知と美のメディア空間』(白水社)
2019年12月9日(月)に
贈呈式・記念パーティ
が
東京都内で行われました。
贈呈式・記念パーティ
の様子は
サントリー文化財団のブログ
をご覧ください。
桑木野 幸司准教授のコメント
長年おいかけてきた庭園史をテーマとする著作で高名な賞をいただくことができ、大変うれしいです。
執筆にあたっては、授業で取り上げた内容や、学生さんからの質問・コメントなども、適宜参考にさせていただきました。 皆様に感謝いたします。
内容紹介
イタリアを中心とするルネサンス時代の庭園文化について、代表的な作品や、美学・哲学思想を
たどりながら、豊富な図版とともに解説した一冊です。この時代のイタリアには黄金の造園文化が花開き、以降の時代にも大きく影響を与え、現代に至っています。そのスタイルをひとことで言えば、自然と人工との豊饒な対話。
ルネサンス期の代表的な庭園のデザインや、そこに込められた思想を丹念に読み解くことで、ヨーロッパ文明の自然観や世界観がわかります。言の葉が舞う豊饒な庭を、本書をひもときながらじっくり堪能してみてください。