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2019年度懐徳堂古典講座要旨

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●中之島会場(大阪大学中之島センター)(会場地図)

〔A-1〕能の名作を読む(7階 講義室703)

 講師:天野文雄(京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長、大阪大学名誉教授)

 現在のシテ方5流が上演している能の数は流儀によって出入りがありますが、演目でいえば250曲にものぼります。今年度はそのなかから、名作8曲を取り上げることにします。250分の8ですから、選択には苦労しそうですが、開講までには決めて、講座初日に発表するつもりです。これまでと同様、作者、詞章、演出、素材、上演史などをふまえ、映像も用いて、当該曲の主題と趣向について考えます。

〔A-2〕『太平記』の名場面を読む-建武の新政から後醍醐天皇の死去まで-(7階 講義室703)

  講師:勢田道生(大阪大学大学院文学研究科准教授)

 『太平記』は鎌倉時代末期から南北朝時代の動乱を描いた全四十巻の長大な作品で、後世の人々の歴史観にも大きな影響を与えました。本講座では、『太平記』のうち、建武の新政から後醍醐天皇の死去までの部分について、名場面を読みながら、動乱の時代の人々の生きざまや、彼らに向けられる『太平記』作者の目線について考えていきます。建武の新政の崩壊や足利尊氏の挙兵、後醍醐天皇の吉野遷幸といった歴史の転機となった場面のほか、護良親王や楠木正成、新田義貞の末路など、『太平記』ならではの有名なエピソードも楽しんでいただければと思います。

〔A-3〕大坂の漢詩を読む(7階 講義室703)

  講師:新稲法子(佛教大学等非常勤講師)

 この講座では大坂の今でも有名な名所、忘れ去られているがかつては賑わった名所を取り上げた漢詩を読んでいきます。江戸時代も後半になると、漢詩文で都市の繁栄がさかんに描かれるようになりました。京都や江戸と同じく、大坂もこういった作品の中にその個性や魅力が記されています。田中金峰の『大阪繁昌詩』、広瀬旭荘や藤沢東畡のように現在の大阪市内に住んだ詩人の作品はもちろん、旅人の目から見た大坂が詠まれた作品や、現在の大阪府、高槻の藤井竹外や河内の生駒山人の作品まで、当時の名所図会や地誌などを参照しながら、詩語で綴られた大坂の風景を味わいます。名所にはしばしば和歌や俳句が伝わっていますが、漢詩もそこに加えて、大坂の豊かな文化を楽しんでいただきたいと思います。

●梅田会場(大阪市立総合生涯学習センター 大阪駅前第2ビル)(会場地図)

〔B-1〕昭和歌謡から読む中国の詩歌(5階 第1研修室)

  講師:浅見洋二(大阪大学大学院文学研究科教授)

 古代から、魏晋南北朝を経て、唐・宋に至る時代の中国の詩歌には、じつにさまざまなテーマがうたわれています。今日、われわれが体験し見聞することがらのほとんどは、すでにそれらに表現されていると言えるでしょう。本講座では、そのような中国の詩歌について、昭和期を中心とする日本の近現代歌謡(流行歌・唱歌・童謡・軍歌)を手がかりにして読み、味わいます。取りあげるテーマは、恋愛・結婚・夫婦・子供・兄弟(姉妹)・故郷・都市・国家など。これらをうたった中国の詩歌を、「木綿のハンカチーフ」「雨降りお月さん」「瀬戸の花嫁」「夫婦坂」「シャボン玉」「兄弟船」「故郷」「おぼろ月夜」「東京ラプソディ」「昭和維新の歌」など、誰もが知る名曲の歌詞と比較しながら、中国と日本、古代と現代の共通点や相違点について考えたいと思います。

〔C-1〕諸子百家を読む(5階 第1研修室)

  講師:湯浅邦弘(大阪大学大学院文学研究科教授)、黒田秀教(大阪大学非常勤講師)

 古代中国に花開いた諸子百家の思想。その中から、『老子』『荘子』『墨子』『韓非子』の4つを取り上げます。『論語』や『孟子』など儒教の文献とはまた異なる中国古典の魅力を味わうことができるでしょう。前期は『老子』『荘子』、後期は『墨子』『韓非子』を読みます。参考書:湯浅邦弘『諸子百家』(中公新書)、湯浅邦弘『入門老荘思想』(ちくま新書)。(この2冊は、会場でも予約特別販売します)。

各月の担当者と内容

【前期】(4月~7月)「老子」「荘子」…湯浅邦弘

【後期】(9月~12月)墨子」「韓非子」…黒田秀教

〔D-1〕論語を読む(5階 第1研修室)

  講師:佐藤一好(大阪教育大学教育学部教授)、矢羽野隆男(四天王寺大学人文社会学部教授)

 古典としての『論語』を様々な観点から選読します。昨年度に引き続き、前期は矢羽野が『論語』の思想を、後期は佐藤が文学との関係を中心に講じます。儒教に関する種々の学説、『論語』注釈史上の諸問題、孔子の生涯を描く日中の文学作品、通俗文学に対する『論語』の影響、等々を取り上げる予定です。わかりやすく、楽しんでいただける講義を目指します。「子曰く、之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」(雍也篇)。私たちの拙い講義を通して、受講生の皆さんが一人でも多く、『論語』の多様な世界を知り、そして好み、楽しんで下さることを願っています。

各月の担当者と内容

【前期】(4月~7月)「論語の思想」…矢羽野隆男

【後期】(9月~12月)「論語と文学」…佐藤一好
開催日●基本コース(中之島会場)

【A-1】

時間:18:00~19:30

原則曜日:第1水曜

前期 第1回 4月3日/第2回 ▲5月8日/第3回 6月5日/第4回 7月3日

後期 第5回 9月4日/第6回 10月2日/第7回 11月6日/第8回 12月4日

【A-2】

時間:18:00~19:30

原則曜日:第3金曜

前期 第1回 4月19日/第2回 5月17日/第3回 6月21日/第4回 7月19日

後期 第5回 9月20日/第6回 10月18日/第7回 11月15日/第8回 12月20日

【A-3】

時間:18:00~19:30

原則曜日:第4月曜

前期 第1回 4月22日/第2回 5月27日/第3回 6月24日/第4回 7月22日

後期 第5回 ▲9月30日第6回 10月28日/第7回 11月25日/第8回 ▲12月16日

●基本コース(梅田会場)

【B-1】

時間:18:15~19:45

原則曜日:第3火曜

前期 第1回 4月16日/第2回 5月21日/第3回 6月18日/第4回 7月16日

後期 第5回 9月17日/第6回 10月15日/第7回 11月19日/第8回 12月17日

【C-1】

時間:13:30~15:00

原則曜日:第2土曜

前期 第1回  4月13日/第2回 5月11日/第3回 6月8日/第4回 7月13日

後期 第5回 ▲9月7日/第6回 10月12日/第7回11月9日/第8回12月14日

【D-1】

時間:10:30~12:00

原則曜日:第4日曜

前期 第1回 4月28日/第2回5月26日/第3回6月23日第4回7月28日

後期 第5回 9月22日/第6回10月27日/第7回 11月24日/第8回 ▲12月15日

▲印は、原則曜日または予定月以外を表します。

・平成31年2月5日現在での会場・日程・講師でご案内しておりますので、やむを得ず変更する場合があります。
開催場所・中之島会場(大阪大学中之島センター)(会場地図)

・梅田会場(大阪市立総合生涯学習センター 大阪駅前第2ビル)(会場地図)
参加費・受講料(一般):16,000円

・受講料(会員):10,000円

※会員は年度会費(普通会員3,000円と賛助会員10,000円とがございます)が別途必要となります。

※受講料は半期単位での納入も可能です。
申込方法懐徳堂記念会事務局まで御連絡ください。

電話・ハガキ・メール何でも結構です。

土・日・祝は閉室しております。

既に定員に達した講座につきましては、お断りする場合があります。その旨ご了承ください。

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