■今日の調査成果

 2002年7月24日(水)掘削・精査・写真撮影

各トレンチとも調査が進展している。
前方部墳頂調査区では、1971年次の調査区を掘削した。その壁面を精査・分層を行い、北棺に関する情報収集に努めた。しかし、この部分は1933年以前の撹乱あるいは盗掘坑と重なるので、埋葬施設の情報は得ることができなかった。
 また、前日に北棺墓壙と考えられたラインは古墳盛り土の違いを線引きしている可能性もある。
 明日は、掘削前の写真を撮影後、撹乱(盗掘坑)を掘削する予定。
調査区南東より撮影
調査区南東より撮影
前方部西トレンチ撹乱部を掘削した状況。盛り土と地山の境界面を検出するためにサブトレンチを設置した。しかし、境界面と考えられる部分を検出するには至っていない。 トレンチ南側より掘削面を撮影
トレンチ南側より掘削面を撮影
東クビレ部トレンチでは礫層の検出を行っている。 トレンチ北東より撮影
トレンチ北東より撮影
前方部南トレンチでは北の崖面の分層を行った。

非常に根が多く、掘削に時間がかかっている。
トレンチ中央から南に向かって撮影
トレンチ中央から南に向かって撮影
新たに設定された墳頂部南棺調査区では断面図を作成し、写真撮影を行った。その後、調査区を東西に拡張し、表土の除去を行った。 査区西側から撮影
調査区西側から撮影
まとめ
各調査区ともに、所定の目的を達成するため粛々と作業が進めている。


勝福寺古墳発掘調査
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