勝福寺古墳発掘調査2003    


今日の調査成果

 2003年7月26日(土) 掘削・精査

発掘調査は三日目を迎えた。各トレンチで掘削が進められ、すでに様々な遺物の出土や調査の鍵となる層への到達が報告されている。

各トレンチで掘削の妨げる木の根を切る作業も行われ、苦労する姿が見られる。

硬い竹の根を切る二人
本日は、各トレンチで様々な遺物が出土した。
埴輪片は、前庭部トレンチ、後円部北東トレンチ、東クビレ部トレンチで見つかっている。
東クビレ部トレンチでは器台の一部と考えられる須恵器片が、前方部南東トレンチでは管玉が出土した。

前方部南東トレンチで
出土した管玉
掘削を続けていると、修理が必要になる道具がでてくる。右の写真は刃を研いでいる様子である。

道具の刃を研いでいる様子

まとめ
各トレンチの作業進度は様々であるが、発掘作業全体は順調である。重要な局面を迎えているトレンチも多数あり、慎重な調査が求められている。


勝福寺古墳発掘調査
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