勝福寺古墳発掘調査2003    


今日の調査成果

 2003年8月5日(火) 掘削・写真撮影・割付・実測

後円部北東トレンチでは全景の写真撮影が行われた。写真撮影が終わったトレンチでは平面と断面図の作成が進行中である。
前庭部トレンチでは、石組の性格を探るため拡張区を設け掘削した。石組内から須恵器が出土した。
前庭部トレンチ
石組検出風景
右の写真は前庭部トレンチで出土した埴輪片である。甲冑形埴輪の短甲裾部と思われる。鋲止めを表現しようとした痕跡がうかがえる。
前庭部出土埴輪片(甲冑形埴輪)
現地説明会を控えて、宿舎においても遺物の実測、接合などが行われている。
宿舎での作業風景

まとめ
発掘作業も終盤にさしかかり、それぞれの調査成果も明確となってきた。午後からは突然の雷雨にもみまわれ、作業を早めに切り上げた。現地説明会にむけての作業も進んできており、明日以降も各トレンチとも気合いを入れて作業を進めていく。それにしても天候が心配である。

勝福寺古墳発掘調査
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