研究プロジェクトのねらい

 古墳時代研究は、豊富な調査資料と研究蓄積を有する日本考古学の中心的分野の一つであるにもかかわらず、国際的にはほとんど認知されていません。そうした問題意識のもとに構想したこの研究プロジェクトのねらいは、日本発の「世界墳丘墓考古学」を世界考古学のテーマとして確立し、古墳時代研究の新たな可能性を開拓することです。4年で実施する研究活動の主要な柱は、(1)豊富な古墳時代研究リソースを活用して、人類史における墳丘墓築造の多様な歴史的意義を体系的に解明すること、(2)墳丘墓三次元データベースを開発し、墳丘形態を重視した国際的資料基盤を構築すること、(3)日本考古学の独創的方法である「首長古墳系譜分析」の良好なフィールド調査を行い、成果を国際的に発信すること、④日本の古墳を含む世界の墳丘墓遺跡を人類の文化遺産活用に供する的確な理念と方策を探求・提言すること、の4点です。

 

 

 

 

 

お知らせ

 

 2015.5.20

 

Simon Kaner博士講演会を開催しました。

 2015.11.4-6

 

ドイツ・テュービンゲン大学にて、日本と欧州の墳丘墓を比較する国際シンポジウムを開催しました。

→→→参加記

 2015.11.14

 

日韓国際シンポジウム「百舌鳥・古市古墳群と古代日韓関係」を開催しました。 →→→シンポチラシ

2016.2.23

 

禹在柄博士講演会を開催しました。

2016.2.26-3.18

 

宝塚市万籟山古墳の測量調査を実施しました

2016.08.24

 

ロラン・ネスプルス先生講演会を開催しました。 →→→チラシ

2016.09.02

 

トーマス・クノフ先生講演会を開催しました。 →→→チラシ

2017.02.28

 

宝塚市万籟山古墳の発掘調査を実施し→→→調査成果はコチラ