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セインズベリー日本藝術研究所、大英博物館と共催で
”Kofun Workshop”を開催しました。

 
 また訪英中には、大英博物館、ロンドン大学ペトリーエジプト考古博物館、ウィルトシャー地域などにおいて出土資料の熟覧や遺跡現地踏査を実施し、古墳時代研究の比較考古学的な視点について検討を深めました。
 なお、ワークショップには、現在大阪大学文学研究科ですすめている「多言語多文化研究に向けた複合型派遣プログラム」An overseas visiting program complex for multilingual and multicultural studies (略称:OVCプログラム)により、文学研究科の若手教員・大学院生が派遣され、中久保辰夫助教、仲辻慧大院生、上地舞院生、橘泉院生の4名が発表の機会を得るとともに、遺跡踏査などのフィールドワークにも参加しました。

 プロジェクト実施にあたって多大なご援助をいただきましたセインズベリー日本藝術研究所、大英博物館、文学研究科OVCプログラム事務局の方々、また現地で種々のご指導を賜りましたニコル・ルーマニエールセインズベリー日本藝術研究所長、水鳥真美同統括役所長、松田陽イーストアングリア大学講師はじめ、お世話になったみなさまに深く感謝を申し上げます。

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 福永教授を代表者とする科研基盤(A)プロジェクト「21世紀初頭における古墳時代歴史像の総括的提示とその国際発信」の一環として、2012年7月17日に英国セインズベリー日本藝術研究所において”Workshop on Current Research on the Archaeology of the Kofun period in an international perspective”を開催しました。
 ワークショップではサイモン・ケイナー先生(セインズベリー日本藝術研究所考古・文化遺産学センター長)、マーティン・カーバー先生(ヨーク大学名誉教授・Antiquity誌編集長)、クリス・スカー先生(ダーラム大学教授・Antiquity誌次期編集長)からご発表をいただき、参加されたセインズベリー日本藝術研究所、大英博物館、イーストアングリア大学、日本側研究者をまじえてモニュメントと社会の関係について刺激的な議論を行うことができました。日本側からは福永教授、佐々木憲一明治大学教授が遺跡の紹介を織り交ぜながら古墳時代社会の歴史的な位置づけについて発表しました。
 ワークショップ終了後には別のプロジェクトで訪英されていた文化庁記念物課禰宜田佳男主任調査官による講演会”The impact of the March 2011 Disaster on cultural properties and archaeological sites in northeastern Japan”が行われました。