教員紹介
Boston 福永伸哉 ふくなが しんや  大阪大学文学研究科教授(副研究科長) 文学博士
略歴:1959年11月9日広島県生。広島県立福山誠之館高校卒業後、大阪大学文学部史学科、同大学院文学研究科に学ぶ。大阪大学埋蔵文化財調査室助手、文学研究科助教授をへて、2005年4月より現職。現在、日本学術会議会員、文化審議会文化財分科会専門委員、国立歴史民俗博物館外部評価委員、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録有識者会議委員、(公財)大阪市博物館協会理事、大阪府立近つ飛鳥博物館運営協議会委員、兵庫県立考古博物館運営委員会委員、豊中市文化財審議委員会委員、川西市文化財審議委員会委員、考古学研究会常任委員などをつとめている。1996年第6回雄山閣考古学特別賞、2003年大阪大学共通教育賞、2006年第19回濱田青陵賞。
研究テーマ
弥生時代、古墳時代の青銅器、葬送儀礼、集落構造、列島内の地域関係、東アジアの歴史動向などに着目して、前方後円墳の出現過程を復元するとともに、そうした時代の持つ歴史性を資料面と理論面から追求しています。近年は、巨大墳墓を築造した世界の諸文化を比較する研究を進めています。また、「卑弥呼の鏡」とも呼ばれる三角縁神獣鏡の製作地、編年、分布論などの論争にも加わっています。遺跡や発掘調査の現場をこよなく愛します。国内の遺跡の発掘調査を毎年実施しているほかに、1991〜2002年には トルコ共和国地中海岸の中世都市遺跡の発掘調査にも携わりました。2015年度からは4年ぶりに、畿内地方の前期古墳(宝塚市万籟山古墳)の調査を手がけています。

古墳時代政権交替論の考古学的再検討(2011)
古代の鏡と東アジア(2011)
姫谷焼の陶片資料(2013)
 三角縁神獣鏡および共伴銅鏡集成(2013)
古墳時代の考古学(全10巻) (2011〜14)
 21世紀初頭における古墳時代歴史像の総括的提示とその国際発信(2015)
<最近の主な著作>(2010年〜)
★Kazuo Asano, Tomoyuki Masuda, Shinya Fukunaga et al., The Island of St.Nicholas, Osaka University Press, 2010/2
★福永伸哉「佐世保市門前遺跡の弥生時代木組み遺構」『郷土の遺跡展−発掘が明らかにした知られざる歴史−』長崎県教育委員会、2010年3月
★福永伸哉「6世紀の東アジア情勢と継体政権の政治戦略」『高島古代史フォーラム記録集』高島市教育委員会、2010年3月
★福永伸哉(編)『長尾山古墳発掘調査報告書』大阪大学文学研究科、2010年3月
★福永伸哉「青銅器から見た古墳成立期の太平洋ルート」『弥生・古墳時代における太平洋ルートの文物交流と地域間関係の研究』高知大学人文社会学系、2010年3月
★福永伸哉「同笵鏡論・伝世鏡論の今日的意義について」『待兼山考古学論集U』大阪大学考古学研究室、2010年3月
★福永伸哉「奈良県コナベ古墳事前調査の見学」『日本考古学協会会報』170 日本考古学協会、2010年8月
★福永伸哉「銅鏡の政治利用と古墳出現」『日本考古学協会2010年度兵庫大会研究発表資料集』日本考古学協会、2010年10月
★福永伸哉「三角縁神獣鏡と邪馬台国論−桜井茶臼山古墳の調査成果に寄せて−」『つどい』第273号 豊中歴史同好会、2010年10月
★福永伸哉(編)『古墳時代政権交替論の考古学的再検討』大阪大学文学研究科、2011年3月
★福永伸哉(編)『長尾山古墳第6次・第7次発掘調査概報』大阪大学文学研究科、2011年3月
★福永伸哉「古墳時代政権交替と畿内の地域関係」『古墳時代政権交替論の考古学的再検討』大阪大学文学研究科、2011年3月
★北原梨江,福永伸哉(共著)「丹後型円筒埴輪の2系統とその展開過程」『太邇波考古』 両丹考古学研究会、2011年8月
★金関恕, 新井宏, 福永伸哉他(共著) 『古代の鏡と東アジア』学生社、2011年8月
★福永伸哉「考古学から見た継体政権」『三島と古代水運 U』高槻市今城塚古代歴史館、2011年10月
★福永伸哉「埋葬姿勢と埋葬配置」『古墳時代の考古学』6巻 同成社、2011年10月
★福永伸哉「古墳時代研究と時間軸」『古墳時代の考古学』1巻 同成社、2011年12月
★福永伸哉「古墳時代研究の新たな広がり」『古墳時代の考古学』8巻 同成社、2012年3月
★福永伸哉「漢中期の鏡と表六甲の前期古墳」『菟原』U 菟原刊行会、2012年5月
★福永伸哉「副葬品」『講座日本の考古学』8 古墳時代(下) 青木書店、2012年6月
★福永伸哉『三角縁神獣鏡および共伴銅鏡集成』大阪大学文学研究科、2013年3月
★和田正巳, 福永伸哉『姫谷焼の陶片資料』真陽社、2013年3月
★福永伸哉「三角縁神獣鏡」「竪穴式石室」『事典 墓の考古学』吉川弘文館、2013年6月
★福永伸哉「検証河内勢力、新王権の成立はあったのか」『歴史読本』KADOKAWA、2013年10月
★福永伸哉「前方後円墳成立期の吉備と畿内」『吉備と邪馬台国−霊威の継承−』大阪府立弥生文化博物館、2013年10月
★福永伸哉「前方後円墳の成立」『岩波講座日本歴史』1巻 岩波書店、2013年11月
★福永伸哉「近江の古墳時代史と雪野山古墳」『古墳時代前期の王墓』サンライズ出版、2014年2月
★福永伸哉「古市古墳群成立の背景を考える」『野中古墳と「倭の五王」の時代』大阪大学出版会、2014年2月
★福永伸哉、近藤勝義(共著)「突線鈕式銅鐸破砕プロセスの金属工学的検討とその考古学的意義」『纒向学研究センター紀要』2号 桜井市立纒向学研究センター、2014年3月
★福永伸哉(編)「古墳時代の過去・現在・未来」『古墳時代の考古学』10巻 同成社、2014年3月
★福永伸哉「国家の起源」『考古学研究会60周辺記念誌 考古学研究60の論点』考古学研究会、2014年4月
★福永伸哉「古墳時代と国家形成」『古墳時代の考古学』9巻 同成社、2014年6月
★福永伸哉「21世紀の古墳時代像」『古墳時代の考古学』9巻 同成社、2014年6月
★福永伸哉「三角縁神獣鏡と邪馬台国論争」『U7(学士会会報)』57号、2014年9月
★福永伸哉、中久保辰夫(編)『21世紀初頭における古墳時代歴史像の総括的提示とその国際発信』大阪大学文学研究科、2015年3月
★福永伸哉「考古学から見た継体大王の外交戦略」『つどい』第327号 豊中歴史同好会、2015年4月
★福永伸哉「考古学と古代史研究の架け橋−吉田晶氏の古代国家形成論をめぐって−」『歴史科学』220・221合併号、2015年6月
★福永伸哉「百舌鳥・古市古墳群の築造背景と東アジア情勢」『百舌鳥・古市古墳群と古代日韓交流』野中古墳出土品重要文化財指定記念国際シンポジウム資料集 大阪大学、2015年11月
★ 福永伸哉「文化財保護行政を次世代につなぐために」『考古学研究』62-4、2016年3月
★福永伸哉、宇垣匡雅、古市秀治「平井西山(操山109号)古墳資料の研究」『古代吉備』第27集 古代吉備研究会、2016年4月
★福永伸哉「日欧墳丘墓比べ」『歴博』197 国立歴史民俗博物館、2016年7月
★福永伸哉「畿内から見た城の山古墳」『城の山古墳発掘調査報告書』新潟県胎内市教育委員会、2016年10月
★福永伸哉「大学における考古学教育」『考古学ジャーナル』690 ニューサイエンス社、2016年10月
★福永伸哉「ヤマト政権成立期における猪名川流域の重要性」『待兼山論叢』第50号史学篇 大阪大学文学会、2016年12月
★福永伸哉「3世紀のヤマトと外交」『総別シンポジウム』ふたかみ邪馬台国シンポジウム17資料集 ふたかみ史遊会、2017年3月

<新聞寄稿>
★「邪馬台国のメインルートつながる」読売新聞 1997年8月4日
★「黒塚古墳の三角縁神獣鏡」京都新聞他 1998年1月12日
★「浮かび上がる三角縁神獣鏡の意味」毎日新聞 1998年5月1日
★「前方後円墳成立過程を語るホケノ山」神戸新聞他 2000年3月31日
★「交易と技術誇った丹後勢力」毎日新聞 2000年10月24日
★「邪馬台国と大和政権に一石─奈良・勝山「古墳」─」 しんぶん赤旗 2001年6月13日
★「貿易技術立国を図る─丹後の古代再考C─」 京都新聞 2001年8月29日
★「発掘調査のネット公開にとりくんで思うこと」 学生新聞 2002年1月12日
★「三角縁神獣鏡の成分分析」西日本新聞 2004年6月8日
★「空白期 河内勢力台頭か」朝日新聞 2005年9月24日
★「隠された歴史まだ深く−三角縁神獣鏡が語るもの−」朝日新聞 2006年9月8日
★「鳴門・板野古墳群を考える−政権と太いパイプ−」徳島新聞 2006年10月18日
★「横穴式石室に斬新さ−難工事が表す継体新政権の決意−」毎日新聞 2007年3月12日

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