長尾山古墳発掘調査

− 2007年度大阪大学夏期発掘調査フィールドワーク −


大阪大学考古学研究室では例年夏季に発掘調査を行い、調査を通じて研究および考古学実習の学習活動を進めているところです。大阪大学では近年、西摂猪名川流域をフィールドとして古墳時代の首長墳の動向を解明する調査を進めています。2000年から2004年にかけて実施した兵庫県川西市勝福寺古墳の測量・発掘調査では、継体大王期(6世紀前葉)の当地域の古墳時代史に新たな像を提示することができました。宝塚市長尾山古墳は、勝福寺古墳と同じ長尾山丘陵上にある有力古墳ですが、墳丘の形態・築造時期・埋葬施設構造などの基本的な情報が分かっていません。まず今年度は、測量調査及び発掘調査を行い、数年かけてその全容を明らかにしていきます。

9月24日をもちまして、2007年度長尾山古墳測量・発掘調査を無事終了いたしました。
今回の測量・発掘調査にあたって宝塚市教育委員会、宝塚市公園課、櫻守の会、山手台東自治会、小浜自治会のご協力を賜りましたことに感謝申し上げます。また、このホームページを通して、今回の調査を暖かく見守ってくださった皆様に厚く御礼申し上げます。

現地説明会資料

なお、9月22日に行いました現地説明会の資料は、
こちらから、PDFファイル(484KB)にてダウンロードすることができます。




*ここで紹介する調査所見はあくまでも未確定のものであることにご注意ください。発掘現場ではさまざまな可能性を考えながら慎重に掘り進めて行きますが、あらたな事実の発見、調査団内での議論によって、前日までの解釈が大きく変わることがしばしばあります。


INDEX


日々の調査成果 調査中、毎日お伝えしてきた「今日の調査成果」を閲覧することができます(調査は終了いたしました。)
 今回の調査と目的  長尾山古墳の概要と今回の測量・発掘調査の計画について述べます。
 中高生の皆さんへ  今年の発掘について、中高生の皆さんにわかりやすく解説します。


調査地の位置
調査区予定図





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