大阪大学考古学研究室

科研研究会『日本古代~中世における瓦陶兼業窯の多面的比較研究』を開催しました!

2018年9月29日、大阪大学豊中キャンパスにおいて、高橋照彦教授による科学研究費『日本古代~中世における瓦陶兼業窯の多面的比較研究』研究会を開催しました。今回は第157回歴史土器研究会例会との共催研究会ということで、あいにくの天候であったにもかかわらず多くの方に参加いただきました。

当日は大阪大学考古学研究室の大学院生による、現在整理作業が進行中の京都府亀岡市西山1号窯出土遺物についての研究発表と、西山1号窯出土遺物の見学会との二本立てでした。発表の題目は以下のとおりです。

木村 理(大阪大学大学院生)「篠窯跡群・西山1号窯の調査と出土資料」

谷本峻也(大阪大学大学院生)「西山1号窯出土須恵器鉢の検討」

西浦 熙(大阪大学大学院生)「西山1号窯出土須恵器供膳具類の検討」

飯塚信幸(大阪大学大学院生)「西山1号窯出土緑釉陶器類の検討」

平井洸史(大阪大学大学院生)「西山1号窯出土軒瓦の検討」

発表後には多くの質問・アドバイスをいただくとともに、実物を前にしての議論は大変刺激的で、西山1号窯の発掘調査報告書作成に向けての課題、目標を改めて考えることができました。その後の夜の懇親会でも、引き続き内容の濃い議論が展開されました。

ご参加いただいた皆様には、あらためて御礼申し上げます。