中国哲学専修

「諸子百家」に代表される中国の思想は、世界と人間に対する深い洞察にあふれ、わが国を含む東アジアの文化形成にも大きな影響を与えました。本専修では、儒家、道家、法家、兵家など、代表的な中国の思想について学びます。伝統的な漢籍に加え、近年発見された新資料を活用して通説の見直しを進めていく点は、本専修の大きな特色です。

また、本専修では、大阪大学の源流「懐徳堂」について学びます。附属図書館に収蔵された5万点の懐徳堂文庫の調査とそのデータベース化を精力的に進めています。

研究室の活動としては、大阪大学中国学会、戦国楚簡研究会、懐徳堂研究会の事務局を兼ね、学術誌『中国研究集刊』を刊行しています。充実した研究室HPも高い評価をいただいています。

教員紹介

教授 湯浅邦弘

ゆあさ くにひろ
中国哲学
中国古代思想史、諸子百家の研究、懐徳堂の研究
メッセージ
近年中国で発見された新出土資料の解読作業を通じて、諸子百家の時代から漢代に至る古代思想の成立と展開を考察しています。学派としては、主に儒家、道家、法家、兵家などが研究の対象です。特にここ数年は、中国湖北省から出土した戦国時代の楚の竹簡を分析し、その成果を踏まえて『諸子百家』(中公新書)を刊行しました。今から二千数百年前の思想史をめぐる旅です。 また、平成12年度から継続している大阪大学懐徳堂文庫の調査研究・電子情報化の成果として、総合研究サイト「WEB懐徳堂」を公開し、教育・広報用コンテンツ「体験懐徳堂CD−ROM」を制作しました。懐徳堂には、さまざまな研究対象があり、その「孝」の思想については『江戸時代の親孝行』、墨と印章については『墨の道 印の宇宙─懐徳堂の美と学問─』(いずれも大阪大学出版会)を刊行しました。
趣味
籠球、水泳、筋トレを経て、現在は硬式テニス

講師 辛賢

しん ひょん
中国哲学
漢代から唐宋代にかけての易学史、哲学史。民間の呪術・儀礼を視野に入れつつ研究を進めています。
メッセージ
「中国哲学」というと、儒家や法家など、諸子百家の政治論・人生論を思い浮かぶ方が多いかも知れません。ですが、ひと言で中国哲学と言っても、それには様々なジャンル・側面があります。宇宙の始まりの始まり、そのまた始まりを説く高度な形而上学があるかと思えば、死後の世界における生命の救済を説く宗教学、または我々の永遠なるテーマ「公と私」(たとえば、数年前の喪主をめぐる若貴バトルが話題になりましたね!)を考える倫理学と政治学、時間と空間(宇宙)の構造と変化、その法則性を探究する天文科学、音の振動・変化を説く音響物理学、人間の生命、身体の流れを説く医学などなど。「中国哲学」は、こうした多様な「面」が絡み合って展開してきました。そこで謎かけ。「中国哲学」とかけて、なんと解く?「ラーメン博物館」と解く。その心は?いろいろな「メン」があって楽しく、美味しい。「メン」好きのみなさん、お待ちしています。
趣味
球技、とくにボーリングと卓球。

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