英米文学・英語学専修

この専修では、英米文学と英語学に関する専門的知識を得るとともに、英語の総合的運用能力を習得することを目指しています。そのため、アカデミックな講義・演習に加え、外国人教師による演習や海外留学や資格試験合格を視野に入れた実践的な授業を目指します。英米文学を専攻する学生は、英米を中心とする英語文学世界の全体的輪郭、ジャンルの特性、その成立・発展の状況等を文化的視野の中で把握します。それをふまえ、小説・詩・劇・批評などの具体的作品を取り上げ、テクストを正確、綿密に読む訓練を通して、文学研究の方法論を学び、文学センスを磨きます。学生は、各自の関心に基づき自由に研究テーマを選ぶことでき、それを卒業論文にまとめます。英語学を学ぶに当たっては、構造と運用の両面にわたって英語の実際の姿を観察し、また英語学の研究史上重要な文献を読み、広く用例を収集・分析して、現代英語の構造やその特徴を把握することが基本となります。最近の英語学では、英語の音韻、文法、意味だけではなく、言語習得、発話行為や談話構造、言語と認識、日英語の比較研究も盛んです。講義、演習等は、これらの多様な研究に応じられるように配慮されています。

教員紹介


教授 大庭幸男

おおば ゆきお
英語学
言語習得のメカニズムを解明しようとする生成文法理論の研究。
メッセージ
授業では、生成文法理論関係の論文や著書を精読し、その内容を理解することを目標にしています。この理論は、子供が周りで話されている言語を短期間に、均一的に習得するのは何故かという疑問に答えようとしているものです。そこには、子供は生まれながらに言語を習得できるような文法(これを普遍文法という)をもっているという仮説が立てられています。現在、英語はもちろんのこと、日本語、フランス語、イタリア語、中国語などの言語資料を用いてその文法を明かにしようとしています。授業では、テクストをしっかりと読む能力を身につけることが重要になります。また、何事にも強い問題意識をもって、それを解決するために論理的な思考をすることも大切になります。言語には様々な面において、まだまだ解明されていない問題が多く残されています。若くて柔軟な思考能力をもっている学生諸君と共にこれらの問題にチャレンジしていきたいと思っています。
趣味
映画鑑賞やテニス・散歩など。

教授 森岡裕一

もりおか ゆういち
アメリカ文学
飲酒とアメリカ文学の関わり、とりわけ19世紀禁酒小説研究が目下の関心事です。
メッセージ
アメリカの文学は社会性が強く、アメリカ文学の研究は、アメリカという国を丸ごと対象にした「アメリカ」研究的側面が濃厚になります。しかも、アメリカは地域的、人種・民族的な多様性が顕著ですし、都市対田舎、マジョリティ対マイノリティ、フェミニズム、文明対自然など刺激的テーマにことかきません。もちろん、オールラウンドな英語力がないと話になりませんが、アメリカの社会・歴史を理解し、美術・音楽から映画・演劇あるいはジャーナリズムといった多様な文化を射程に入れながら文学作品を読み解くのは楽しいものです。英語が好きで、目と耳と口から英語につねに接していたいと願う学生のみなさん、問題意識を持ってアメリカとアメリカ文学の広大な世界に挑戦してみたいというみなさんを歓迎したいと思います。
趣味
テニス

教授 服部典之

はっとり のりゆき
英文学
イギリス小説研究。英国18世紀文学、現代イギリス文学、英語圏文学の研究。
メッセージ
イギリス現代小説の最新のものを読み紹介し解釈しています。またイギリス小説=フィクションが生まれた18世紀の文学作品を読むことでフィクションの起源を探る研究をしています。ポストモダン、ポストコロニアルと言われる現代に書かれた小説を読むと、近代の先駆けになった18世紀と深い関連性が感じられ、両方の時代をあわせて考えることで、人間の営為の中でも重要な物語形成のレトリックが明らかになると考えているのです。小説をあまり読まないという人でも映画やドラマを全く見ない人はいないでしょう。これらのメディアを包括するのが、「物語」や「フィクション」という概念です。人類が生まれた時に「物語」が同時に始まりました。なぜ私たちは物語を語り読むのか、なぜフィクションを作り聞くのか。これを理論的に考えるのは人間を考えることであり、とても大切な学問です。学生の皆さんと共に読み語りながら研究を進めていきたいと思っています。
趣味
食べ歩きとジム通い(どちらも最近はあまりする暇がありません)。

教授 加藤正治

かとう まさはる
英語学
生成文法理論の枠組みを用いた英語の歴史的変化の研究。
メッセージ
統語論研究は謎の解明に似たところがあります。興味深い統語現象という謎が提示され、次にそれに関する一連の事実が観察によって得られる。それらの事実をもとにして、利用可能な原理・原則、規則といった手段を駆使して(場合によっては新たな原理・原則、規則を提唱することもあります)、その謎を解明する。謎が鮮やかに解明された時の爽快感はなにものにも代えがたいところがあります。そのような爽快感を味わってみたい方のお手伝いができればよいと思っています。
趣味
モダン・ジャズを聴くこと。

教授 神山孝夫

かみやま たかお
印欧語比較言語学/音声学
ヨーロッパ諸語の歴史と印欧語比較言語学、音声学。傍らで文字論、日本語史、神話等。
メッセージ
人文学の基礎は語学力です。中高6年学んだ英語に限っても、地道な努力を重ねねばなりません。でも、正しい発音を学べるのは若いうちだけです。そのため、きちんと通じる外国語を身に着けたいなら、下記(小生担当)を受講するなどして、早期のうちに音声学を学ぶことをお勧めします。 →ことばの世界(共通教育科目)、英語音声学、音声学概論。他方、外国語の語彙は一筋縄では増えません。もしや、単語帳でも作って記憶する徒労が延々続くとお思いですか? 実は、英語やヨーロッパ諸語をはじめとする印欧語の場合なら、該当地域と周辺の言語事情・変遷を把握すれば、語の由来を利用してその習得を効率化できます。この点で小生担当の英語史と比較言語学が役立つことでしょう。英語にとどまらず、独仏露等、また希羅梵を順次学ぶと相乗効果も大いに期待されます。これらをきっかけに、言語の研究に本格的に興味を抱く人が増えるとうれしく思います。
趣味
F1と相撲。稀にギター、麻雀、食べ歩き。

教授 岡田禎之

おかだ さだゆき
英語学
機能的文法分析、言葉の図像性の研究、意味論、語用論、認知言語学。
メッセージ
言葉は人の思考内容を伝えるものである以上、メッセージ伝達という機能を効率的に行える形に整えられているでしょうし、表現したい内容が異なれば、それがたとえ微々たるものであっても何らかの形で形式に反映されるのではないかという発想から、言語形式とその意味機能の対応関係(言葉の図像性)を検証していきたいと思っています。特に等位接続や比較構文などの並行的構造に興味があり、この構造と関わる様々な意味的、形式的な問題について考えています。並列文は一見単純ですが、調べてみると様々に複雑な問題をはらんでいます。これはどんな構造にも当てはまることであり、分かっているようでいて実は分からないことがたくさん言葉の裏には隠れています。我々が何気なく使っている言葉にも、様々な合理性や規則性が認められます。何故この表現を使ったのか、何故他の言い方ではだめなのか、といったことを考えることは、それ自体が重要な言語学的課題です。言葉の研究は私たちにとって卑近なものなのです。
趣味
旅行に行くこと、温泉につかること

准教授 片渕悦久

かたふち のぶひさ
アメリカ文学
ユダヤ系アメリカ文学、物語論、アダプテーション(翻案)研究。
メッセージ
私がユダヤ系アメリカ文学を専門に研究するのは、そのストーリーテリングの豊かさに魅了されているからです。古典的作品から出版したての最新小説までを精読しながら、言葉の魔術とでも形容できるような多彩で濃密で赤裸々な語りを繰り出すユダヤ文学の伝統がアメリカ大陸での驚異的な進化の過程をたどることに喜びを見出しています。また物語を読むのが本質的に好きな私にとって、小説や詩のような書かれた文学作品であっても、舞台で上演される戯曲であっても、映画やアニメやマンガであっても、それらが広い意味での物語であるという点ではみな同じであり、等しい関心をもってとらえています。教室外では、アダプテーション(翻案)研究の名のもとに、〈物語〉生成とメディア文化の濃密な関係についての研究も深めています。いずれこのことについても授業の内容に還元していくつもりです。
趣味
特撮映画やアニメを文学研究する方法の模索。

准教授 石割隆喜

いしわり たかよし
アメリカ文学
小説論的視座からピンチョンならびにポストモダン文学を捉え直す研究を試みています。
メッセージ
トマス・ピンチョンを中心に、20世紀後半以降の現代アメリカ小説を研究対象としてきましたが、次第に、彼ら「ポストモダニスト」と称される作家の作品ははたして「小説」と呼べるのかという疑問が強く生じてくるようになりました。そこから、「小説」は歴史のある時点で興り、今もしかしたらその役目を終えつつあるのかもしれないという、「小説」形式の歴史性とでも呼ぶべき問題に関心を抱くようになりました。主に「ポストモダン」の作品を丁寧に(理論にも目配りしながら)分析してゆくことを通して、広く「近代」という歴史的条件の中で「小説」がどのような役割を果たしてきたのか、「小説」という「形式」そのものにどのような意味が潜んでいるのか、「小説」を必要とするのはどのような「人間」だったのか、といったことを探ってゆきたいと考えています。
趣味
セレッソ大阪

外国人教師 Paul Harvey

ポール・ハーヴィ
英文学
1500 年〜1660 年の文学(シェイクスピア、詩、散文、初期の紀行文)
メッセージ
近代英国の礎となった英国ルネサンス期は実に魅力的な時代である。それは、政治、社会、そして宗教における激動の時代でもあった。そして、ちょうどヨーロッパのルネサンス文化がそうであったように、この混乱の中から偉大な芸術が誕生したのである。シェイクスピアはヨーロッパ及び英国の文学伝統に依拠しながら、今なお世界各地で読まれ上演されている数々の名作を生み出した。シェイクスピア、あるいは同世代の他の作家の作品を読んで議論し、かつそれらの作品がこの現代においていかなる意味を持つのかという問題について考えることに興味のある学生の参加を歓迎する。シェイクスピア劇については、特に上演との関わりの中で学んでいくが、様々なアプローチを期待している。参加者各人には、和やかな雰囲気のなかで作品について自分の意見を自由に述べる機会を与えたいと思っている。
趣味
水泳 birdwatching 教会 社会福祉活動

このページのトップへ

学部専修紹介一覧に戻る

受験生の方へ
ご挨拶
沿革
文学部特色
大学院特色
学部専修紹介
大学院専門分野・コース紹介
学部アドミッション・ポリシー
大学院アドミッション・ポリシー
博士号・修士号
取得できる免許・資格
卒業生・修了生の進路*
学部説明会
学部入試情報
大学院入試情報
アクセス案内
在学生の方へ
学部専修紹介
大学院専門分野・コース紹介
シラバス・時間割*
マイハンダイ**
学習支援
奨学金情報*
就職・進路
留学
留学生支援
博士号・修士号
セクシュアル・ハラスメント相談*
院内限定サービス
教職員の方へ
トピックス
COE*
研究推進室*
教育支援室*
国際連携室*
マイハンダイ**
院内限定サービス
Prospective international students
History
Admission Policies
Undergraduate programmes
Graduate programmes
Archaeological heritage on campus
Academic support
Financial matters
Graduate school application procedure
Access
General information**
Erasmus Mundus*