ドイツ文学(西洋文学・語学講座)

この専門分野は、いわゆるドイツ語圏中欧を対象とし、この地域の文学や文化がおりなす多様な現象をあつかいます。そのためには、なによりドイツ語テクストの緻密な読みが欠かせませんが、さらに思想史、社会史など隣接領域もひろく視野におさめた、新たな問題設定が求められます。

当研究室が中心となり、他大学の研究者と連携しながらすすめてきた「風景と空間」共同研究は、そうした領域横断的なプロジェクトとして大きな成果を収めました。研究室修了者を主体として組織された大阪大学ドイツ文学会は、機関誌『独文学報』や研究発表会をつうじて、活発な活動をおこなっています

また、毎夏8月28日に大阪で開催される「ゲーテ生誕の夕べ」(日本ゲーテ協会主催)を研究室全体で応援し、京阪神での日独文化交流につとめています。

当研究室にかんする詳しい情報は、ホームページをご覧ください。

教員紹介

教授 三谷研爾

みたに けんじ
1961年生。1987年、大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。文学修士(1986年)。大阪府立大学助手、講師、大阪大学准教授をへて2008年4月から現職。
専攻:ドイツ、オーストリア文学および文化研究
研究紹介
カフカに導かれて始まった私の研究は、一方では現代批評や物語理論へ、もう一方ではウィーンやプラハなどの中欧地域の都市文化研究へと展開してきました。ここしばらくのテーマは、典型的な多民族都市だった世紀転換期のプラハを対象に、近代都市の空間がどのように形成され、また表現されたかを検討することです。この先にはさらに、中東欧の多民族社会における文化的アイデンティティの問題が浮上してきそうです。さらに、近代日本におけるドイツ文化受容というテーマも、歴史社会学の成果をふまえて、いずれ本格的に手がけてみたいと考えています。
メッセージ
もっとも広い意味での文学とは、視覚メディア(絵画や映像など)、聴覚メディア(音楽など)とならぶ、人間の経験を表現・伝達する有力なメディア=言語にかかわる現象の総体だと言えます。そこには、そうした表現のディテールを生み出した、地域や時代に固有の思考や記憶が深く刻みこまれていますし、そうであればこそ読者のあいだを広範囲に流通して、社会全体の意識を方向づける作用を発揮したケースも少なくありません。このようなメカニズムを掘り起こしていくとき、歴史学や社会学、哲学や美学とも相互に乗入れる新しい文学研究の、豊かな鉱脈が見えてくるはず。探索作業をともにする愉快で、野心的な仲間を待っています。
主要業績
『幻想のディスクール−ロマン派以降のドイツ文学』鳥影社(共編著、1994);『科学思想の系譜学』ミネルヴァ書房(共著、1994);アンダーソン『カフカの衣装』高科書店(共訳、1997);『中欧−その変奏』鳥影社(共編著、1998);『視覚と近代』名古屋大学出版会(共著、1999);『ドイツ文化史への招待』大阪大学出版会(編著、2007)

外国人教師 Jörg Nowakowitsch

イョルク・ノヴァコヴィッチ
1952年生。1989年、ミュンヒェン大学博士課程中途退学。文学修士(ミュンヒェン大学、1987年)。1980-82年、熊本大学外国人教師。1989年より現職。
専攻:日本学/社会学/中国学
研究紹介
明治大正時代の文学。日本社会の社会学的研究、とりわけ家族内の性別役割を背景とした力関係の歴史的諸相。現在のテーマは、集団間、集団内の葛藤について、その発生の条件、衝突の諸相、回避の機構、解決の仕方における西洋と日本の比較。ドイツ女性文学におけるアイデンティティ追求と男女の描かれ方を、日本との比較の観点から研究。
メッセージ
ドイツ圏との文化交流が急速に進展しつつある今日、会話・作文能力の涵養は不可欠です。したがって、すべての授業はドイツ語のみで行われ、授業参加者の誰もが自由にドイツ語で意見を表明したり討論に加わったりできるようになることを目標にしています。

准教授 吉田耕太郎

よしだ こうたろう
1970年生まれ。東京外国語大学外国語学部(ドイツ語学科)卒。2007年、東京外国語大学地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。学術修士(東京外国語大学)。京都外国語大学、立命館大学、京都大学人文科学研究所等での非常勤講師を経て、2009年4月より現職。
専攻:ドイツ文化史・思想史
研究紹介
18世紀ドイツの文化と思想について研究しています。当時の論争などを丹念に再構成することを通じて、この時代が直面していた問題をひとつひとつ確認しながら、戯曲や小説をはじめとする文学作品、教育書や歴史書などを読み直し、当時の文化と思想の諸断面の意味を問いなおす作業を続けています。また19世紀のドイツという国民国家の誕生と、そこで消滅することになったかつてのドイツ語文化圏にも関心を向けています。
メッセージ
横断的または脱領域的という言葉が、一時期もてはやされましたが、文学作品の鑑賞に厚みをくわえ、ひとつの研究へと深化させるためには、法制史、経済史、宗教史、美術史などなど、興味のおもむくままに関連する領域を猟渉することも必要になるのではないでしょうか。このような知的探求を実現するための刺激と環境を、提供したいと思っています。
主要業績
「不安としての少女-少女像の誕生とその歴史的意味についての考察」(『少女のイメージ-18世紀の場合』、日本独文学会研究叢書、2008年);Reiseführer im 18. Jahrhundert. - Kulturelle Hintergründe und Nachwirkungen des enzyklopädischen Reiseführers (Reise- und Migrantionsliteratur - Kulturanthropologische Perspektiven、日本独文学会研究叢書、2007年)
概説・一般書
『学びのシラバス』萌書房(共著、2009年);『ドイツ文化史への招待』大阪大学出版会(共著、2008年)

このページのトップへ

大学院専門分野・コース紹介一覧に戻る

受験生の方へ
ご挨拶
沿革
文学部特色
大学院特色
学部専修紹介
大学院専門分野・コース紹介
学部アドミッション・ポリシー
大学院アドミッション・ポリシー
博士号・修士号
在学生の声
卒業生・修了生の進路*
修了生のメッセージ
学部説明会
学部入試情報
大学院入試情報
アクセス案内
在学生の方へ
学部専修紹介
大学院専門分野・コース紹介
広域共同研究
シラバス・時間割*
大阪大学ポータル**
学習支援
奨学金情報*
就職・進路
留学
留学生支援
博士号・修士号
修了生のメッセージ
セクシュアル・ハラスメント相談*
院内限定サービス
教職員の方へ
トピックス
COE*
研究推進室*
教育支援室*
国際連携室*
大阪大学ポータル**
院内限定サービス
Prospective international students
History
Undergraduate programmes
Graduate programmes
Interdisciplinary studies
Archaeological heritage on campus
Academic support
Financial matters
Graduate school application procedure
General information**