8月2日(火) 全面精査・掘削開始
本日から全面的な人力掘削による古墳などの遺構(いこう)を検出する作業に入りました。
 右のような立派な?看板も設置され、いよいよ発掘調査現場らしくなってきました。
 右の写真は「レベル」という測量機器を使い、遺構の高さを測量しているところです。埴輪が出土する高さ、古墳の溝の底の高さなど、これらを全て記録することにより、古墳の全容を明らかにすることができるのです。
 調査区の南西側、現在の地表から1mほど下がった暗褐色土中から、右のような土師器(はじき)皿?がみつかりました。古墳が築造された時代より新しい時期に属する遺物であるとみられ、待兼山遺跡のこの地点が、古墳築造以後も人々の生活の営みの場であったことを示しているのです。