8月4日(木) 新たな周溝の精査・器台出土(調査7日目)
本日も、相変わらずの猛暑です。
昨日報告した新たな周溝は、本日かつての第2地点第4トレンチの再検討でも確認できました。

左の写真で、丸く囲っているのが、埴輪片で、この埴輪片を含む青灰色シルト〜極細粒砂の周溝埋土とみられる広がりが、南北に確認されました。
 左の写真は、調査区南半の掘削最中にみつかった須恵器器台です。器台の破片は、暗オリーブの堆積中から、中世?の土師器片などとともに検出されました。
 後世の堆積土中からの検出で器壁も摩耗が進んでいますが、器台が待兼山遺跡からみつかるのは、はじめてのことであり、注目すべき発見といえるでしょう。
左の写真は新たに見つかった周溝からみつかった埴輪片です。外面の調整が1次タテハケのみであることが、みてとれるかと思います。