8月9日(火) 中世面の拡張(調査10日目)
本日は、猛暑ながら、午後3時を過ぎると遠方では積乱雲が、次第に雷がなりだしたので、やや早めに調査を終了しました。でした。

左写真は、調査区の割付を実施しているところです。今回の調査から大阪大学埋蔵文化財調査室でも、世界測地系を採用してグリッドを組むことにしました。
 左の写真は第2調査地点旧3トレンチです。トレンチ南壁(右上)には、左下がりの大規模な攪乱が見られますが、トレンチ東壁(左中央)では地山まで比較的厚い堆積土が認められます。

 これらの堆積土のなかに、遺構面があるかどうかを確認するため、本日午後から旧1トレンチと3トレンチを結び土層のありかたを確認する作業を開始しました。左上の青いシャツの男性のいるのが、その部分です。
左の写真は、上の写真の反対側、旧1トレンチの様子です。
 そして、赤い矢印で示した断面にみられる暗褐色土層が、中世遺構面と考えられる土層なのです。
この土層の広がりを確認し、遺構を検出することが、調査前半の課題となってきています。