8月12日(金) 中世面の写真撮影(調査13日目)
本日は、ときおり雨もみられる曇空の天気となり、図面作成には不都合でしたが、予定していた撮影にはもってこいの天候でした。

左の写真は調査区南半、中世面(暗褐色層上面)における遺構検出状況です。何箇所かに色が異なる部分があることがみてとれるかと思います。
 
このような土色や土質の違いを手がかりに遺構の検出作業を進めています。
 本日は写真撮影の待ち時間を利用して、今週問題になっている調査区中央東側で確認された焼土層の土を洗浄しました。
 その結果、無数の骨の細片が回収されています。
 左の写真は上記の焼土層から出土した瓦器の底部片です。高台(こうだい)部分は貼り付けにより形成されており、その断面形は不定形な三角形を呈しています。これらの特徴を手がかりにするならば、これらの土器は13世紀、鎌倉時代に属する可能性があります。