9月1日(木) 調査区北東の精査(調査23日目)
 いよいよ、9月に入りました。本日は昨日までとうってかわり、残暑の厳しい1日となりました。

左の写真は、調査区中央西側の旧3トレンチ北壁の様子です。右上がりに青灰色の落ちがみられ、この地山起源の埋土で一気に埋め戻されている遺構の性格の解明が古墳以後の当調査区の土地利用を考えるうえで残された大きな課題となってきています。
 左の写真は調査区北東の塚状に盛り上がった部分を掘削している様子です。厚さ1m近くの地山起源の造成土に覆われた下からは、他の地点での灰オリーブ層に相当すると見られる土層が確認できました。
その直上からは、左の須恵器片および近世以降の瓦片が検出されています。