9月22日(木) 古墳周溝を目指して(調査35日目)
 本日も古墳周溝の検出を目指して掘削作業を
進めました。

 その結果、調査区南東の一部において
幅約4m近い古墳周溝の上面を検出することができ
ました。

 今後、この周溝がどのような平面形となるの
、すなわち古墳の規模と墳形を確定させていくことが
大きな課題となってきました。
古墳周溝を検出する途中にも珍しい資料が続々と
出土し始めています。













まず、一番上の写真は、中段の蓋形埴輪の笠部破片
とみられる個体です。






下段の写真は、人物埴輪あるいは馬形埴輪と思われ
る破片です。


いずれも形象埴輪と呼ばれる器物や動物、人物を
模した埴輪であり、待兼山5号墳では、円筒埴輪
のみならず、さまざまな種類の埴輪が樹立
されていたことが明らかになってきました。
 本日で関西学院大学一回生、藤原君、礒村君が
現場参加の最終日を迎えました。