オーストラリア辞典
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Apollo Bay

アポロウ・ベイ、アポロ・ベイ


ヴィクトリア中南部、メルボルンの南西187キロに位置する。
人口:979(1996)、921(1981)、982(1961)、224(1891)。


 地名はルティット船長Loutitのスクーナー船の名に由来する。アポロウ・ベイという名は以前より一般的に親しまれていたが、正式にアポロウ・ベイとなったのは1952年で、1854年に測量された時点ではミドルトンMiddletonと呼ばれ、1877年にはカムブルックKambrukとして公示されていた。白人の入植以前はGadubanudのアボリジナルが居住していた。1846年に測量隊がアボリジナルの攻撃を受けた報復に遠征隊が送られ,少なくとも7人の先住民がエア川Aire Riverのあたりで殺された。町は、1830年代にヘンティー家が捕鯨基地を町の東側のバンバリー・ポイントBunbury Pointに設けたことから起こり、1850年代までに捕鯨者たちが開拓していった。1850年頃に材木を伐り出す人々が入植し、1870年代から80年代にかけて大きな木材工場ができた。それらは、トラムによって港と連絡していた。町の開発は、交通の便が悪かったことにより、1932年のグレイト・オーシャン・ロードGreat Ocean Roadの開通まで妨げられていた。

 現在は、漁港となっており、後背地では酪農や羊の放牧が行われている。町には、バーラム川The Barham Riverが流れており、8キロ西に行くとパーカー川The Parker Riverがある。人気の高いビーチサイド・リゾートで、ボート、セイリング、魚釣り、ゴルフ、ハングライダーなどを楽しむことができ、近くにはオトウェイ・ナショナル・パークもある。

 田中沙依0501