地名は、南オーストラリアの労働党議員で、1911年にノーザンテリトリー担当大臣となった、エジャトン・バチェラEgerton Batchelorに由来する。1912年に政府による実験農場が造られる。第2次世界大戦中には、連合軍の航空基地が存在し、日本軍による攻撃を受けた。1949年にジャック・ホワイトJack Whiteが、ラム・ジャングルRum Jungleのウラン鉱山を発見した。1952年に本格的なウラン採掘が開始され、1954年にバチェラは鉱夫のための町として公式に設立される。 1961年から62年にかけてオーストラリアで初めて良質のリン酸塩が発見されている。 1963年にウラン鉱山は不採算から閉鎖され、1971年には処理工場も閉鎖された。現在、町はバルンガ・ワガラーBarunga-Wugularrコミュニティーの領域にあり、周囲は牧畜地帯となっている。アボリジナルへの成人教育を行うバチェラ・カレッジも存在する。また、リッチフィールド国立公園Litchfield National Parkへの玄関口としても知られている。

　三木一太朗0502