オーストラリア辞典
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Calliope

カライオピー


クイーンズランド中東部、ブリスベンの北513キロに位置する。
人口:1,233(1996)、728(1981)、299(1961)、516(1911)、250(1871)。


 1854年に、チャールズ・フィッツロイによって英国の軍艦カライオピーCalliopeにちなみ、近くの川がカライオピー川Calliope Riverと名づけられた。町は川にちなんでカライオピーと命名された。以前は、ナゲッティ・ガリNuggety Gullyという名で呼ばれていた。白人の入植以前はBayaliあるいはGureng Gurengのアボリジナルの居住地であった。1853年から54年にかけて入植地として調査、開拓された。1853年に川で金が発見された。1858年にはカラーラ牧場Carraraでも金が発見され、1863年に、カライオピー金鉱が、クィーンズランドで初めて金鉱として公式に承認された。しかし、1870年代には、金の採掘量も少なくなり、人口も減少していった。1860年代に設立された、当地初のホテルが現存している。1871年にはタウンの測量が行われ、1872年には学校が建設されている。1970年代に、区画整理が進み、農業が発展した。近年は、約20キロ北にあるグラッドストンの急速な発展に影響を受けている。同名の郡の庁舎が町の東の丘の上に立っている。

 三木一太朗・藤川隆男0503