アッパーカナダ（現在のオンタリオ州）とロアーカナダ（現在のケベック州）における1837年と1838年の反乱に加わった政治的抗議者たちのこと。この反乱に関わった者の中には処刑されたり、バーミューダへ送られた者もいたが、153人はオーストラリアへ送られた。95人のアッパーカナダ人（そのほとんどがアメリカ市民権を持つカナダ人）は、1839年と1840年にヴァンディーメンズランドへ輸送された。彼らは反乱の首謀者であるとみなされ、厳しい処罰を受けた。3人が脱走し、カナダへ戻った。他の者も1843年以後、順次自由の身となっていった。結局ほとんどがカナダへ戻った。58人のロアーカナダ人（56人がフランス系カナダ人）は、1840年にニューサウスウェールズに到着した。彼らも、その大部分が1843年に自由の身となり、そのうちの54人がカナダへ戻った。　

　中西雅子00