ウォノン郡の行政の中枢となるタウンである。地名は、北アイルランドのコルレインに由来し、もともとはアイリッシュ・ケルト語で「シダに覆われた土地」を意味する。もとは1839年に入植したジョン・ブライアンにちなんで、ブライアンズ・クリーク・クロシングBryan's Creek Crossingと呼ばれた。白人の入植以前はDjabwurungのアボリジナルの居住地であった。この地域では、先住民と入植者の対立が激しく、1840年代と50年代の虐殺が記録に残っている。その後、コブ・アンド・コウの拠点が置かれて発展した。1890年代には、小農の需要に応えて、長老派教会の村がこの地域の公有地に設立された。もとは広大な所領が広がっていたが、後に分割され、1920年代には主に復員軍人の入植に利用された。現在、周辺地域の混合農業地帯になっている。

　水野祥子00