オーストラリア辞典
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Cue

キュー


西オーストラリア中央部、パースの北東649キロに位置する。
人口:374(1996)、320(1981)、248(1966)、511(1947)、1,327(1901)


 キューはかつてマーチソンの女王Queen of Murchisonと呼ばれており、マーチソン金鉱において最も重要な中心地だった。白人による入植以前には、先住民ワジャリーWatjariの居住地であった。キューという名は、1892年に初めて金鉱を発見した地元の金鉱夫トマス・キューにちなんでいる。腸チフスが1895年に流行したが、1897年に政府機関の建物が建ち、1898年にジェラルトンから鉄道が開通した。1890年代から1917年にかけて広大な鉱脈から良質の金が採掘され、1900年代に地域の人口はおよそ10,000人に達した。1894年に自治体が成立し、1912年に約5キロ南にあるデイ・ドーンDay Dawnと合併した。1892年にデイ・ドーンでトム・ウィルソンによって金鉱が発見され、1899年にグレイト・フィンガルGreat Fingal鉱山のための町が誕生した。鉱山は1914年に閉山し、デイ・ドーンの町はほとんど消滅した。現在この地域では、農業経営に経済の中心は移っている。

 西海孝龍1001