地名は、アボリジナルの言葉で「エミューの水飲み場」という意味だとされる。白人の入植以前はNarrangaのアボリジナルの居住地であった。1874年に自作農育成のために植民地政府によって開発が行われた。1878年に町は官報で公告され、85年に郵便局が設置された。コラ=ライン洞窟Corra-Lynn Caveは南オーストラリア最長の洞窟であり、1880年以来ヨーロッパ人に良く知られていたが、最初に本格的に探検が行われたのは1956年のことである。

　ポート・ジュリアPort Juliaは初期にカラマルカ・ハーバーとして知られており、生産物の主要な輸出港となっていたが、1952年からはアードロサンArdrossan（人口;1,081、1996年）の港が穀物の輸出を行うようになり、ポート・ジュリアからの輸出は1967年で最後となった。

　新村祐規・藤川隆男0503