オーストラリア辞典
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Dampier

ダンピア、ダンピーア


西オーストラリアの中西部、パースの北東1,555キロに位置する。
人口:3,424(1996)、2,201(1986)、2,471(1981)、1,080(1966)。


 北にあるダンピア群島の名を取ったものだが、もともとイギリス人航海士ウィリアム・ダンピアに名前は由来する。町は1965年までにハマズリー社Hamersley Iron Pty Ltdによってその労働者のために建設された。1966年、トム・プライスへの鉄道が完成して、日本へ初めて鉄鉱石の積み荷が発送された。会社によるトム・プライス、ダンピア、鉱山、港、鉄道の建設には20ヵ月を要した。港は1969年に100,000トンの鉱石運搬船の停泊を可能にするために浚渫された。1975年に415隻の鉱石運搬船が港に着いた。サイクロンがその年港を直撃して、その修理に200万ドルが費やされた。1989年には506隻の鉱石運搬船が着岸し、取り扱いトン数はオーストラリア最大になった。この他、沿岸部における天然ガスの開発の基地として、また世界最大級の製塩工場が立地する場所としても町は重要である。約20キロ離れたカラーサKarrathaに居住する人が多くなっている。

 西川俊紀・藤川隆男0303