ウィメラ川の川沿いに位置する町で初期にはナイン・クリークスとして知られていた。現在の名前はスリランカの言葉で「いちじくの木の土地」を意味する言葉に由来し、1863年にインドの政府元役人であった測量官のウィルモットにより名づけられた。1845年に牧場が作られ、1859年にナイン・クリークスへの定住が開始されたが、もともとこの土地はウェンバウェンバWembawembaと呼ばれるアボリジナルが住んでいた。1859年にはモラビアン宣教団により、アボリジナルのためのエベニーザ宣教所が北方のアントワープAntwerpに設立され、1903年まで存続した。1862年に町は測量され、1870年代にはドイツ人が入植している。また、この頃には中国人コミュニティーも存在した。1882年には2つあり、ユーカリ・オイル蒸留工場が建設され、塩の生産も始まった。町の南にはリトル・デザートLittle Desert国立公園がある。

　水田哲朗0501