地名は、「アザラシが出会う場所」を意味するアボリジナルの言葉に由来する。ヨーロッパ人による入植以前は先住民Amanguが居住していた。1850年に最初の入植者が到着し、2年後、町の場所がDhungarraと名づけられた。1859年ごろヨーロッパ人移民が入植した。1866年河口に桟橋が造られ、これによって港であるポート・アーウィンが生まれたが、後にポート・デニソンPort Denisonと呼ばれるようになった。ロイアル蒸気ローラー製粉所が1894年から1935年まで操業した。建物は現在も存在している。1964年から70年にかけて、西オーストラリア石油が原油と天然ガスを発見し、パースとクウィナーナへのパイプラインが71年に建造された。ロブスター漁の中心地としても知られており、後背地では小麦栽培と牧羊が行われている。

　藤川隆男0303