オーストラリア辞典
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Halls Creek

ホールズ・クリーク


西オーストラリア北部キンバリー地方の町、パースの北、2855キロに位置する。
人口:1,263(1996)、966(1981)、63(1911)。


 1885年、この地で金の発見を報告したチャールズ・ホールにちなんで名づけられた。町はかつてキジャ・アボリジナルKija Aboriginalの土地であった。1879年、アレクサンダー・フォレストによりこの地域は探検された。ホールはJ.スラタリとともに西オーストラリアで初めて金を発見した。それに続いて他の地域でも相次いで金が発見され、1886年のキンバリー・ゴールドラッシュへと繋がった。1886年には、ダービーやウィンダムから約2,000人の金鉱夫が流入したが、豊富な鉱脈を見つけたものはほとんどいなかった。1900年代までには、少数の牧牛家や鉱山師向けの物資の供給地となった。1948年に、まもなくゴースト・タウンとなる古い町から15キロの所に、ニューホールズ・クリークが設立された。古いホールズ・クリークにおける水不足と、新しいハイウェイが町を迂回したことが原因である。1954年に古い町は完全に放棄され、町は現在の位置に移動した。住民の多くはアボリジナルである。地域の経済的支柱は牛肉である。

 見国裕也・藤川隆男0403