ニュンガーのアボリジナルの土地であった地域である。ハーヴィー川のほとりに位置し、豊かな森に囲まれている。その川の名は、1834年に川を探検したハーヴィーMajor Harveyにちなんでいる。 1848年には測量官ジョン・ロウJohn Roeも、ラッセル山地Russell Rangesへの探検の途中で訪れている。1840年代に入植が始まったが、この町は1890年代から発展した。1916年にはハーヴィー堰が完成し、灌漑が西オーストラリアで初めて組織的に始まった。1930年代の不況のさなかにはジェームズ・ミッチェルJames Mitchelの指導の下、雇用確保のための灌漑、排水設備の建設が開始された。2002年にはスターリング・ダムの完成が予定されている。その水は現在も羊や牛の酪農、果物の生産に使用されている。この地域は西オーストラリアのミルクの主要な供給地である。

　遠藤貴弘1001