1770年にジェームズ・クックが、海軍将校（後の海軍大将）であったオーガスタス・ジョン・ハーヴィーにちなんでこの湾に名前をつけた。ガビガビGabi-gabiのアボリジナルの居住地であったが、1850年代からヨーロッパ人による入植が行われた。1870年代には北欧の入植者が到来し、酪農を始めたが、1880年代になるとサトウキビが導入され、カナカ人が連れてこられた。1896年にメリバラとの鉄道が開通している。町はメリバラとバンダバーグの間に位置し、1960年代からシーサイド・リゾートとして急速に発達したため、観光地域として有名である。しかし、この地域では他にも砂糖や牛肉、魚、トロピカル・フルーツなども生産されている。町の中心はなく、ホテルやモテル、キャラバン・パークなどが海岸に沿って東西に長く続いている。他方、内陸部は住宅地となっている。海岸に沿ってあった多くの町が合併して、1984年にシティになった。

　藤川隆男0303