オーストラリア辞典
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Kingston South East

キングストン・サウス・イースト


オーストラリア南東部、アデレイドの南東296キロ、ラサピード湾Lacepede Bay沿いに位置する。
人口:1,431(1996)、1,325(1981)、546(1911)、345(1891)、450(1881)。


 この地方には、ナリンジェリーNgarrindjeriのアボリジナルが居住していた。町はラサピード郡にあり、その行政の中心地である。変化に富んだ歴史をその背景に現在の名前となる。元々は、キングストン(ジョージ・キングストンにちなんだもの)、ラサピードLacepede、ローズタウンRosetown、そして、ジョージ・キングストンが創った個人的な町の4つの町があった。最初の町は1856年に設置され、2年後測量官ジョージ・キングストンの名が総督により与えられた。それまでは、マリア・クリークMaria Creek、ポート・カロラインPort Carolineとも呼ばれていた。

 1802年にラサピード地方を最初に確認したヨーロッパ人はボーダンである。1840年には26人のヨーロッパ人が、難破したマリア号から難を逃れたが、後にアボリジナルに殺害された。1866年に正式の港となり、ジャファ岬Cape Jaffaの灯台が1870-71年に建設された。1876年に鉄道が開通している。1918年上記の4つの町が合併しサークThurkの町となり、1940年、C.C.キングストンに敬意を評してキングストンとなり、「サウス・イースト」は、マリー川にあるもう1つのキングストンと区別するために付け加えられた。主な特産品は、羊毛、子羊の肉、牛肉、魚介類である。夏季にはロブスター漁でにぎわい、「ビッグ・ロブスター」が町のランドマークになっている。

 遠藤貴弘0601