1810年、総督マクウォリーが町の位置を決定し、当時の植民地担当大臣リヴァプール伯にちなんで命名した。白人の入植以前はイーオーラあるいはダルグのアボリジナルの居住地であった。1810年コリンウッドが建設され、翌年兵士の駐屯地が建てられた。1818年から1824年にフランシス・グリーンウェイによって、セント・ルークス教会が造られた。現在工科大学の一部である病院も、1825から1830年頃おそらくフランシス・グリーンウェイによって造られた。1836年ジョージズ川に堰が造られ、町に水を供給した。1872年に自治体となり、1960年にシティとなった。第2次世界大戦後、シドニーの郊外住宅地、工場地域として発展している。コリンウッドは、アメリカ人でナンタケットの捕鯨船の船長、エバー・バンカーの居所であった。博物館の一部として公開されている。

　藤川隆男00