オーストラリア辞典
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Manjimup

マンジマプ


西オーストラリア南西海岸部、パースの南304キロに位置する。
人口:4,390(1996)、4,150(1981)、2,978(1961)、149(1911)。


 アボリジナルの言葉に由来し、「イグサの食用になる根」の意であるとされる。白人の入植以前は先住民ニュンガーの居住地であった。1856年に、カリーの木の伐採者のキャンプがここに設けられた。カリーの森林の開発が進むとともに町は繁栄し、1910年にタウンとして公示された。1911年にパースと鉄道で結ばれ、その後急速に成長した。1950年代以降森林は害虫leafminerによる被害を受けた。現在この地域は、ウッドチップの生産や木材の切り出し、酪農や果物生産で栄えている。森林がこの地域の観光の目玉であり、マンジマプ・ティンバー公園は、森林とその開発の歴史をわかりやすく解説している最善の観光スポットである。4枚のエースと呼ばれるカリーの木は、高さ75メートルに達する巨木であり、町から22キロの場所に位置する。

 藤川隆男0403