1642年にエイベル・タズマンが到達し、東インド会社総督の妻、マリア・ヴァン・ディーメンにちなんで名づけられた島である。最初にこの島に上陸した有名なヨーロッパ人は、キャプテン・コックスJ.Coxであり、1789年のことである。1802年にニコラ・ボーダンによって海図に示された。1825年にヴァンディーメンズランドで2番目の囚人入植地が、島の北部のダーリントンDarlingtonに置かれた。その後、2代目監督官の下で羊毛工場が作られ、ポート・アーサーの施設が作られた1832年に植民地は閉鎖された。しかし、1842年に罪人更正施設として再スタートを切った。数々の建物が建設され、第2の更正施設も建設されたが、1851年までに閉鎖された。1884年、島はA.G.D. バーナキBernacchiに賃貸され、バーナキはここに絹織物工場とワイン工場を建設した。1972年に国立公園となった。

　藤岡真樹1001