名前は、マルーチー川Maroochy Riverと同様に、「黒鳥」を意味するアボリジナルの言葉に由来する。もともとアボリジナルのガビ・ガビGabi-gabiの土地であった。1829年から1833年の間、逃亡流刑囚ジョン・グラハムJohn Grahamが、ヨーロッパ人として初めてこの地域で生活している。1856年には、森林業者がマルーチー川を探索し、河口付近に材木輸送用の倉庫を建てた。しかし1862年、この川を「公式に」発見し、川の名前をつけたのは、アンドルー・ピートリーAndrew Petrieである。1900年に、タウンが建てられたが、ほとんど発展しなかった。しかし、1960年代からはリゾート地として急速な発展を遂げている。サンシャイン・コーストの中核的な町であり、巨大なショッピング・センターが町の中心部に存在する。周辺にはアンダー・ウォーター・ワールドなど多くの観光施設がある。

　藤川隆男0303