イングランドのニューカッスルの近くの町にちなんで名づけられた。この名は1827年に教区名として初めて用いられた。それ以前は、イルラングやグリーン・ヒルズとして知られていた。もとは先住民のWanaruahの居住地であった。1801年にパターソンが探検し、グリーン・ヒルズGreen Hillsと命名した。グリーン・ヒルズ牧場は1821年にエドワード・クロウズの所有となる。イルラングの村は、メイトランドの港として1827年から1830年に開かれた。蒸気船ソフィー・ジェーンが最初にここに到着した1831年から、重要な港になり、桟橋が建設された。続いて2軒のインが開業した。この頃から町はモルペスと呼ばれるようになり、ハンター・リヴァーの主要な港になった。1833年に囚人によってメイトランドから道路が建設され、1837-1840年にセント・ジェームス教会が建設された。1838年に郵便局が開設され、1840年に製粉工場、1844年に石鹸工場が設立された。1862年に郵便電信局と公立学校が設立された。鉄道が1864年に開通したが、1953年の洪水の被害で廃線になった。1866年に地方自治体になる。1889年のシドニー=ニューカッスル間の鉄道開通後、河川交通は衰退し、人口も減少した。1944年にメイトランド市に吸収合併された。現在は町全体がナショナル・トラストの指定を受けている。

　藤川隆男0403