名前はアボリジナルに由来し、「谷の雛鳥」という意味。ヨーロッパ人の入植以前は、カミラロイのアボリジナルの居住地であった。1820年代にヘンリー・ダンガーが初めて訪れた。パンドラ・パスが1823年にアラン・カニンガムによって踏破される。また、ダートブルック・パスとマラランダイ・パスはそれぞれ1824年、1825年に踏破された。すぐに入植が始まり、1840年に政府がタウンの区画を行った。これに対し、トマス・ヘイドンは政府のタウンに隣接して、ヘイドントンHaydontonを設立し、周辺地域のサーヴィス・センターとして栄えるようになった。1913年に2つの町は合併した。1840年代、にセント・ジョゼフ・カトリック教会、旧裁判所が、ホワイト・ハート・ホテル、アングリカン教会が建設された。1860年に警察署、監獄、裁判所が設立された。鉄道が1872年に開通し、リヴァプール山脈を北東に進む鉄道建設のキャンプとして栄えた。1890年に自治体となり、第1次世界大戦直前に人口はピークに達した。その後町の経済は停滞し、19世紀の姿をそのまま残しており、ナショナル・トラストにより都市保存地域として認定されている。

　藤川隆男0303