オーストラリア辞典
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Murtoa

マートゥア


ヴィクトリア中西部、メルボルンの北西282キロに位置する。
人口:839(1996)、946(1981)、1,233(1933)、644(1891)。


 1873年まではマーマ・ガリーMarma Gullyと呼ばれていた。アボリジナルの言葉で「トカゲの家」という意味である。白人の入植以前には、ウェンバ・ウェンバのアボリジナルが住んでいた。トマス・ミッチェルの探検の後に、1840年代からスクオッターが流入した。1870年代からはドイツ人入植者の流入で農地の細分化が進んだ。1873年にルター派の教会と学校が設立され、76年には町の測量が行われた。続いて郵便局や製粉所、プレスビタリアン教会なども建築された。メルボルンからの鉄道は1879年に開通した。当時は、ウィンメラの小麦輸送のためのターミナルであった。1909年にはロンドンへ子羊の肉を輸出するための冷凍施設が建設されたが、1939年までに閉鎖された。マーマレイクの小麦の貯蔵施設は1960年代から70年代にかけて2倍の収容力を持つようになった。町のウォーター・タワー博物館は蒸気機関車に水を供給するために1886年に作られた4階建のウォーター・タワーの内部にある。

 藤岡真樹0501